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学校ICT推進ソリューション支える(運用・アフターサービス)長年のサポートサービスで培ったノウハウを活かし、ICT機器導入後の運用支援や、万一の機器の故障時にもまるごとサポートします。 |
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学校ICT化は、機器やシステムを導入することが目的ではありません。日々の授業の中で教科書やノート、学習教材と同じように学習ツールのひとつとして使っていただく事が重要です。先生や子どもたちにICT機器をあたり前に使っていただくために、運用・アフターサービスはとても大切です。NECフィールディングは長年にわたり保守・運用をとおして、お客さまに安心・安全なICT環境を提供してきました。そんなスペシャリスト集団のNECフィールディングは、さまざまな場面でのベストパートナーとして、学校のICT化を支えていきます。
GIGAスクール構想とは?GIGAスクール構想の実現に向けた課題
近年さまざまなシーンでICT化が推進されていますが、教育の現場も例外ではありません。
日常的にICT機器を利用することで児童・生徒に機器に慣れ親しんでもらうことはもちろん、業務効率化による教職員の負担軽減を図ることも狙いの一つです。
児童・生徒一人ひとりの個に応じた学習環境を提供し、多様化する教育環境に対応するためにもGIGAスクール構想は不可欠といえます。
GIGAスクール構想とは
GIGAスクール構想とは、文部科学省が提言した教育現場でICTを活用する構想です。
1人1台パソコンまたはタブレット端末が行きわたるようにし、誰一人取り残すことのなく、個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる学習環境を作り出すことを目標としています。
ICTを活用すれば、一斉学習では難しかった子どもたち一人ひとりの学習状況の観察や、習熟度に合わせた個別学習などが可能です。また、教室内でなかなか発言できなかった子どもも、端末を使って一様に発言機会が与えられることで、双方向型の教育が実現すると期待されています。
補助金も支給され、自治体単位で徐々にICT機器の導入の推進が加速されています。
GIGAスクール構想実現のために必要な4つのポイント
構想を実現するためには、ハード面でもソフト面でも準備やサポートが必要です。
校内LANの整備
ICT機器を学校全体で使用するには、普段授業を受ける教室から、理科室や美術室などの特別教室まで、すべて校内LANでつながっていることが不可欠です。
大人数が同時に、動画データや大量の資料をダウンロード、アップロードすることが予想されるため、高速の通信設備を準備する必要があります。接続不良やダウンロード待ちなど、ネットワークに起因したトラブルで授業が止まってしまうことがないよう、環境は入念に整えることが重要です。
学習者用PC
児童・生徒が使うパソコンやタブレット端末も、1人につき1台を配備しなければいけません。
ローカルデータで処理するソフトを使用すると、それなりのスペックのパソコン等を準備しなければ行けません。しかし、コンテンツをクラウド上で扱うことによって、スペックを抑えた低価格な機器でも円滑な授業を可能にします。
文部科学省から、学習者用コンピュータの推奨されるスペックが出ているので参考にするとわかりやすいでしょう。Windows10 Pro、Google Chrome OS、iPad OSと3種類のOSごとにCPUやメモリなど細かいスペックを定めており、必要に応じて変更することを推奨しています。
学習と校務のクラウド化
学習教材をクラウドで提供し、利用できる形にするだけでなく、校務自体もクラウド化することが推奨されています。
ICTの活用
デジタル教科書やドリル教材に代表されるデジタルツールは、従来の教科書以上にコンテンツの可能性を広げてくれます。例えば、単に文字を見るだけでなく、音や映像を通しての学習や、回答の自動チェックなどさまざまな方法で学習をサポートしてくれるのです。
ICTを活用する教育はすでに始まっているところもあり、ツールをうまく活用して子どもたちの興味を引き、個性を伸ばすことが期待されています。
GIGAスクール構想を実現するための課題や問題点
ICT機器や環境を導入するだけではGIGAスクール構想は実現しません。
機器を使っての授業のやり方を教師が新たに考えたり、児童・生徒が使えるように指導したりと、導入してからの課題も多くあります。
■ICT環境整備後の学校現場における体制構築が必要
ICT環境を整えたあと、実際の活用を教職員のみに任せにしてしまうと現場の負担が増えるばかりでなかなか進まないため、サポート体制の構築が必要です。
まず校内ではICT活用リーダーを決め、情報を集約させます。管理職もICT活用リーダーの職務を理解し、協力してくれるような体制を整えましょう。ICT活用リーダーが1人で困ることがないように、ヘルプデスクや保守運用代行といった支援体制を用意しておくことも重要です。学校単位で判断できないことがあれば、教育委員会にも相談します。
また、教職員自身のスキルアップを図るために、機器の基本的な操作が学べる操作研修や、具体的な活用方法を学ぶ活用研修を受ける時間を確保することも忘れてはいけません。他の学校が行っている活用事例も参考にすると、活用の糸口を見つけられるでしょう。
機器の操作に慣れていないのは、授業を受ける児童・生徒も同様です。機器の利用方法をサポートしてくれるICT支援員を採用すれば、教師は授業の進行に集中することができるので、不安要素を減らせます。
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- 利活用促進体制
- 利活用を先導する校内リーダーを置き、ICT環境の利活用の中心として位置付けることで、全教職員の利活用を支援することができます。
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教育委員会
管理職
協力
ICT活用
リーダー校内
支援体制(ヘルプデスク・保守・運用代行)
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- 研修
- ICT環境導入後の研修は、教員向けに操作研修と活用研修を分けて考える必要があります。
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- 操作研修
- 導入機器の基本的な操作スキル獲得を目的とした研修
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- 活用研修
- 教科等の授業での活用を促すための研修
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- 活用事例の共有
- 活用事例の共有は教職員がICT環境を積極的に利用しようとする動機付けになります。
特に、授業での活用事例の共有は効果的です。 -
教育委員会
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- ICT支援員
- 授業中にタブレットPC等を利用する場合は、ICT支援員に立ち会ってもらうことで、教職員が授業進行に集中することができ、利活用促進に繋がります。
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授業サポート
ICT活用の相談
先生への研修
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■学校におけるICT機器を利用する際の課題
学校でICT機器を利用するのは、児童・生徒と教職員です。校内と校外で発生する課題が異なるので、それぞれを解決する体制が必要不可欠になります。
児童・生徒側の課題
児童・生徒の利用時の懸念点は、授業中に突然パソコンが動かなくなることや、落として壊してしまうことです。
動かない場合は原因を探して解決するICT支援員のサポート、壊してしまった場合は修理、交換に速やかに対応してくれる保守サービスが必要となります。
教職員側の課題
教師に発生するトラブルは授業全体を止めてしまうことになりかねないので、授業におけるICT活用のアドバイス支援をうけられるように事前に専門要員を確保しておくと安心です。
デジタル教材の用意や管理などに関しては、ICT支援員を活用すると、本来やるべきことに集中できる環境を作れます。テレワーク時の安全性の担保や在宅勤務への技術的なサポートも、専門知識が必要な部分になるので専門家の力を借りましょう。
また、機器の使い方がわからないと、授業を行うことすらできません。研修会やICT支援員のサポートなどを通して、ICT機器を活用した授業のやり方も身に付けられるよう環境を整備することが大切です。
教育委員会の課題
教育委員会の主な役割は機器管理ですが、自治体全体を管理しようとすると膨大な作業量になります。効率よく管理するためのツールを導入するか、管理自体をアウトソーシングしてしまえば、作業量が増える課題は解決できるでしょう。
例えば、各学校からの問い合わせが多発するようであれば、一括で問い合わせを受けるヘルプデスクを設置し、1次請けだけでも任せると業務負担はずいぶん軽減されます。障害発生時も同様で、専門性の高いサポートをすぐに受けられる保守サービスを契約しておくとスムーズです。
児童生徒
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- 学校
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協働学習
発表
プログラミング
動画撮影比較
動画撮影記録
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- 課題・リスク
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- ●授業中にPCが動かなくなってしまった
必要なサポートICT支援員 - ●PCを落として壊してしまった
必要なサポート保守・保証サービス
- ●授業中にPCが動かなくなってしまった
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- 学校外
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課外活動記録
遠隔授業
自宅学習
教科書のデジタル化
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- 課題・リスク
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- ●遠隔授業や持ち帰り学習に対応したい
必要なサポートICT支援員、研修会 - ●授業中にPCが動かなくなってしまった
必要なサポートヘルプデスク(教員向け) - ●PCを落として壊してしまった
必要なサポート保守・保証サービス
- ●遠隔授業や持ち帰り学習に対応したい
教職員
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- 学校
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拡大表示
デジタルコンテンツ教材作成
授業支援
学校内どこでも利用可能
サーバ管理負担軽減
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- 課題・リスク
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- ●転入生の追加、機材管理などの業務を軽減したい
必要なサポートアウトソーシングサービス - ●ICT機器を活用した授業を行いたい
必要なサポートICT支援員、研修会 - ●ID、PWを忘れてしまった
必要なサポートヘルプデスク(教員向け)
- ●転入生の追加、機材管理などの業務を軽減したい
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- 学校外
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在宅勤務(介護)
出張先で業務
在宅勤務(育児)
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- 課題・リスク
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- ●テレワークをするにもセキュリティが心配
必要なサポートアウトソーシングサービス - ●遠隔での授業中に起きるトラブルが不安
必要なサポートヘルプデスク(教員向け) - ●在宅勤務時のPC活用状況を把握したい
必要なサポートアウトソーシングサービス
- ●テレワークをするにもセキュリティが心配
教育委員会
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集中管理
学校間共有
問い合わせ窓口の一元化
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- 課題・リスク
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- ●管理する手間を省きたい
必要なサポートアウトソーシングサービス - ●障害発生時、すぐに解決したい
必要なサポートアウトソーシング保守サービス - ●業務の効率化を図りたい
必要なサポートアウトソーシングヘルプデスク
- ●管理する手間を省きたい
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GIGAスクール構想実現に必要な体制とは
GIGAスクール構想のスムーズな実現には、以下の3つが連携している体制が理想とされます。
・学校・教育委員会(校務系システム・学習系システムを使用)
・センターサポート(ヘルプデスク・運用代行サービスを担う)
・現地サポート(ICT支援員・研修会・保守サービスなどを担う)
学校や教育委員会は機器の使い方や設定変更、トラブルをセンターサポートに連絡。センターサポートは連絡を受けて、設定代行や運用代行、トラブルの解決を行います。
現地サポートの役割は、研修会の実施やICT支援員の派遣などです。学校や教育委員会の相談にのる現地サポートのとりまとめ役(サービスマネージャ)が、相談を受けて学校や教育委員会に必要なサービスを提供します。
センターサポートと現地サービスの間でも連携が行われます。例えば、センターサポートで対応できない障害対応を現地サポートとなる保守サービスに連絡したり、センターサポートで受けた相談内容を現地サポートへ共有したりといった具合です。
GIGAスクール構想は、この3者間が有機的に結びつき、連携することでスムーズに実現できるといえるでしょう。
体制イメージ図
学校系システム
校務系システム
学習系システム
学校
教育委員会
現地サポート
サービスマネージャ
・現地サポートの取りまとめ
研修会、支援指示
ICT支援員サービス
・ICT活用現地支援
研修会サービス
・集合研修 ・校内研修
保守サービス
・出張修理 ・引取り修理
現地サポート調整・
報告
相談(研修など)
設定/運用/監視
・使い方相談
・トラブル相談
・設定変更相談
研修会、
ICT支援
相談内容
共有
修理対応
障害対応指示
運用代行サービス
・設定代行(ID登録など)
・運用代行(ID追加など)
・システム監視
ヘルプデスクサービス
・各種問合せ受付
設定
指示
センターサポート
ICT支援員・研修会
ICT機器の利用促進をするためには、先生の不安を減らす必要があります。定期的な研修会実施やICT支援員の活用も検討が必要です。
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- ICT支援員
- 学校でICTを利用した授業が円滑に進むように、教員や児童生徒のICT利活用を援助する役割。
- 研修会
- 導入した機器の説明から授業でどのようにICT機器を活用するかなど内容・時期・ニーズに応じた開催が必要。
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先生の「困った」を
解決するために
当社ができること -
- ICT支援員
- 研修会
学校現場でICT機器の活用促進のため、初回研修から日常の利用支援までサポートします。
NECフィールディングの学校運用センターの特徴
システム導入から運用、現地支援や保守まで一貫してサポートするのが、NECフィールディング学校運用センターの特長です。運用代行や保守サービスはもちろん、ICT機器を利用しての授業内容の検討など多様なサポートを受けられる点は大きな強みです。
また、他ベンダーでの購入製品に関してもサポート体制が整っています。製品はすでに導入している場合でも、気軽に運用の相談が可能です。
このようにNECフィールディングでは技術力・展開力・ナレッジマネジメント力の3つの強みを活用し、顧客のニーズに応えるサービスを提供しています。
管理の手間
操作方法が
わからない
ICT機器の
活用方法
故障・トラブル
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- ヘルプデスク
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- ICT支援員
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- サービスマネージャ
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NECフィールディングはお客さまのビジネスを支援するITシステムの設計・構築からその後のITシステムの運用・管理・保守までを幅広くサポートします!IT機器・システムはもちろん、それ以外の機器やNEC製品以外の機器(マルチベンダー)の対応も行なっています。
NECフィールディングは、3つの強み(技術力・展開力・ナレッジマネジメント力)を活用し、お客さまの課題や事業プランに合わせて、最適なビジネス環境をお客様と一緒に構築していきます。
全国約400ヵ所にサービス拠点を構えているため、24時間365日、いつでもどこでもスピーディにサービス提供が可能です。ITシステム(ビジネス)のことなら60年以上にわたり、常にお客さまのそばで、お客さまのさまざまな課題を解決してきたNECフィールディングまでご相談ください。