2023年2月10日Excelのグリッドの枠線やセルの罫線を消去・表示する方法を解説!
Excelのファイル上に薄いグレーで表示されるグリッドの枠線は作業するときにはあったほうがいいものですが、作業後は邪魔だと思うこともあります。そう考えたときには簡単に消去することができます。枠線を表示させないで、見栄えの良いExcelの表を作成するには便利でしょう。
本記事では、Excelのグリッドの枠線を削除する方法や通常は表示されていないセルの罫線を印刷時に表示させる方法を紹介します。
Excelの枠線を消去する
Excelにあるグリッドの枠線はExcel上では「目盛線」と呼ばれていますが、それは1クリックだけで消すことができます。
グリッドの枠線を消したい場合には、「表示」タブの「表示」リボン内に表示されている「目盛線」のチェックを外すだけで枠線が表示されなくなります。消していた「目盛線」は、「目盛線」にチェックを入れるだけでまた表示されるようになります。
またここでは、Excelシートで表示されている「数式バー」や「見出し」の表示/非表示を選択することもできます。もし「数式バー」や「見出し」が邪魔だと感じたのであれば、非表示にしておくことも可能です。
全体設定から一括で消去することもできる
ページ全体の設定で枠線を表示しないようにすることもできます。
- 1.メニューバーのファイルから、「オプション」をクリック
- 2.「オプション」をクリック
- 3.表示された「Excelのオプション」ダイアログボックスで「詳細設定」を選択
- 4.表示されたメニューをスクロールして「次のシートで作業するときの表示設定」にある「枠線を表示する」のチェックを外すと枠線が表示されなくなる
こうすることで枠線が表示されないことがデフォルトとなるので、新規のExcelシートを作成するときでも常に枠線が表示されなくなります。なお、再度枠線を表示したいときにはチェックを入れるだけです。
枠線の色を「白色」に設定すると、枠線が非表示になったように見える
「ホーム」タブの「オプション」をクリックし、表示された「Excelのオプション」ダイアログボックスの「詳細設定」で枠線の色を変えることも可能です。表示されたメニューをスクロールして「次のシートで作業するときの表示設定」にある「枠線の色」で色を設定すれば、枠線を明るい色や派手な色にすることもできます。
また、枠線を「白色」に設定しておけば、枠線が非表示になったように見えます。
枠線の一部だけを消去する
Excelシート内の一部だけ枠線を消す方法もあります。
- 1.枠線を消したい箇所をドラッグして選択
- 2.「ホーム」タブの「フォント」リボンにある「塗りつぶしの色」で「白色」を選択
- 3.選択した箇所だけ、枠線が表示されなくなる
正確に言えば「枠線を消す」のではなく「罫線を白色で隠す」方法となります。
セルの罫線を表示する
デフォルトではグレー表示となっているセルの罫線を黒色で表示させることもできます。
- 1. 罫線を引きたいセルをドラッグして選択
- 2. 「ホーム」タブ→「フォント」リボンにある「罫線」メニューを表示させる
- 3. 罫線の一覧が表示されるので、引きたい罫線をクリックして罫線を表示させる
- 4. 「線の色」で罫線の色を変えることが可能
「線のスタイル」では罫線の太さや種類を変更できる
画面上ではセルの罫線を表示させなくても、印刷時に表示させたいときには、「ページレイアウト」タブの「シートのオプション」リボンで、「枠線」の「印刷」にチェックを入れておきましょう。セルの罫線が印刷時だけ加わるようになります。
このように印刷時にセルの罫線があることで、作成した文書が見やすくなることがあります。
またここでは、Excelの「目盛線」の表示/非表示と同様に、「枠線」の表示/非表示をすぐに変更することが可能です。
まとめ
Excelで表示されるグリッドの枠線が作業後に邪魔だと感じたら、すぐに消去・表示を変更することができます。グリッドの枠線だけでなくセルの罫線も含めて表示/非表示を瞬時に変えられるので、状況に応じて表示を変えていきましょう。
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