2023年1月12日Excelで末尾や間の空白セルや行を一括で削除するには?
Excelの表を作成しているうちにテキストの末尾やテキストの間に空白のセルや行ができてしまうことがあります。ときには表やリストを作成していて、あとでデータを追加しやすいように空白セルや行をあえて残しておくこともあるでしょう。
そんな空白セルや行が膨大なデータになってしまうと、1行ずつ手動で削除するにも大きな手間が生じるようになります。そこで本記事では一括で空白セルや行を削除する方法を紹介します。
ショートカットキーで空白セルや行を削除する
削除する空白行が少なければショートカットキーを活用して簡単に実行することができます。方法としては、削除したい空白行と列を選択した状態で「Ctrl」+「-(マイナス)」キーを押すだけで、空白行は削除されます。
しかしこの方法では飛び飛びで空白行がある場合や大量に空白行がある場合には、時間がかかってしまいますし、削除漏れも発生する可能性があります。
並べ替え機能を使って空白セルや行を削除する
空白セルや行を削除したい範囲を選択して、右クリックメニューを表示させ、「並べ替え」→「昇順」(あるいは「降順」)を選択し「OK」ボタンをクリックします。
そうすることで空白セルや空白行は上部、あるいは下部に集まるので、その集まった空白セルや行を複数選択して削除します。
検索機能で空白セルや行を削除する
- 1.キーボードで「Ctrl+F」を押し「検索と置換」のダイアログボックスを表示させる
- 2.「検索する文字列」に何も入力されていない状態のまま「すべて検索」をクリックすると、空白セルの一覧が表示される
- 3.空白セルが複数表示されたらどれか1つをクリックし、キーボードで「Ctrl+A」を押し全選択
- 4.対応するExcelシートのセルが自動的に選択されるため、その状態のままで選択されたExcelシートのセルのどれか1つの上で右クリック
- 5.「削除」→「上方向にシフト」をクリック
以上で、空白セルや行が一括で削除できます。空白セルの隣の列も含めて削除したいときは「行全体」を選択することで削除されます。
関数などを使わない簡単な削除方法となります。
オートフィルタを使って空白行を削除する
オートフィルタを使えば大量の空白行も一度で簡単に削除ができます。
- 1.先頭の見出し行を選択した状態で「データ」タブ→「並べ替えとフィルター」リボン→「フィルター」を選択
- 2.見出し行に矢印が表示されるので、クリック
- 3.ドロップダウンリストが表示される
- 4.ドロップダウンリストに記載されている「空白セル」以外の項目に入ったチェックはすべて外して「OK」ボタンをクリック
- 5.「フィルター」を解除して、空白行が削除されていることを確認すれば完了
「ジャンプ」と「選択オプション」を活用して空白セルを削除する
空白行をまとめて選択するには、「ジャンプ」ダイアログボックスの「選択オプション」機能を活用します。
- 1. 「ジャンプ」ダイアログボックスは、キーボードのファンクションキー「F5」を押すと表示される
または、「ホーム」タブの「編集」リボンで「検索と選択」をクリックし、表示されたリストで「ジャンプ」をクリック - 2. 表示されたダイアログボックスの下部に表示されている「セル選択」をクリックすると「選択オプション」ダイアログボックスが表示される
- 3. 「空白セル」にチェックを入れ「OK」ボタンをクリック
- 4. 「空白セル」のすべてが選択される
- 5. 選択済みの任意のセルを右クリックし「削除」を選択
- 6. 表示された「上方向にシフト」をクリックすれば、空白セルや行が一括で削除完了する
空白セルの隣の列も含めて削除したいときは、検索機能と同じように「行全体」を選択すればよい
以上の流れで「空白セル」のすべてが削除されます。
まとめ
Excelの表やリストに空白が残ったままでも問題はありませんが、見栄えは悪くなります。Excelの機能を活用して空白行を一括削除すれば、手作業のような削除漏れはなく、簡単に見栄えがいいファイルに仕上がります。
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