2022年12月13日Excelで日付と曜日を自動的に表示させる方法を解説
Excelで表やリストを作成する際、日付から自動的に曜日を計算してセルに入力するようにすることで、都度カレンダーで曜日を確認して入力する必要がなくなります。Excelを活用することで、入力作業が早くなり、業務を効率化が図れます。
自動入力された後は、別のセルに表示する方法と日付を入力したセルに曜日を追加する方法がありますので、目的に合わせて使い分けてみましょう。
あわせて、連続した日付を簡単に入力する方法についても紹介します。
Excelのセルに対して関数で曜日を自動入力する
Excelの機能であるTEXT関数を使って曜日を表示させます。
「A1」セルに日付を入力して「B1」セルに曜日を表示させたいという場合には、「B1」セルに対して以下のようにTEXT関数を入力します。
=TEXT(A1,"aaaa")
そうすると自らで計算することなく、曜日が自動的に入力されます。
なお、「"aaaa"」と入力すると「月曜日」「火曜日」「水曜日」と表示されますが、「"aaa"」と入力すると「月」「火」「水」と表示されます。また、「"ddd"」と入力すると「Mon」「Tue」「Wed」、「"dddd"」と入力すると「Monday」「Tuesday」「Wednesday」と表示されるようになります。
日付と曜日を同じセルに表示させる
曜日を別のセルではなく同じセルに自動入力させる方法もあります。
- 1.入力している当日の日付を自動入力する場合は、セルを選択して「[Ctrl]+[;(セミコロン)]」キーを押すことで表示される
- 2.日付を入力したセルを選択する
- 3.右クリックメニューの「セルの書式設定」を選択すると「セルの書式設定」ダイアログが開く
- 4.「表示形式」タブの「分類」から「ユーザー定義」を選択
- 5.「種類」の欄に表示されている一覧の中から任意のものを選択し、TEXT関数と同じようにaaaaと追記する(例えば、「2022年12月26日 月曜日」なら「yyyy”年”m”月”d”日” aaaa」、「2022/12/26 月」なら「yyyy/m/d aaa」と追記する)
オートフィルで曜日を自動入力する
セルの右下に表示される黒い小さい四角形にマウスポインタを乗せると黒い十字の形になり、マウスをドラッグ移動することでセルの中身を連続入力することができるExcelの機能は「オートフィル」と言います。
このオートフィル機能を利用して、曜日を自動入力することもできます。オートフィルではセルの書式設定も同時にコピーされるので、日付を手動で1つ1つ入力してから曜日を入力したり、セル書式を設定したりする必要がなくなります。
特定の曜日のカラーを変える
曜日を表示させる際に土曜日や日曜日の色を変えておくことで見やすくなりますが、「条件付き書式」で特定の条件に合致した場合に設定される書式を適用することで簡単に行うことができます。
- 1.日付が入力されたセルを含む色を付けたいセル範囲を選択
- 2.「ホーム」タブ→「スタイル」グループに表示されている「条件付き書式」をクリックし、メニューから「新しいルール」を選択
- 3.「新しい書式ルール」ダイアログが開いたら、「ルールの種類を選択してください」というタイトルの欄で[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択する
- 4. 下段に表示されている「ルールの内容を編集してください」と表示されている欄の「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の入力ボックスに以下のテキストを入力
=WEEKDAY(日付の入った最初のセル)=曜日の数値 - 5.各曜日には「1」から「7」までの数値が割り当てられているので、色付けしたい曜日の数値を指定する(土曜日なら「7」、日曜日なら「1」)
- 6.「書式」ボタンをクリック
- 7.「セルの書式設定」ダイアログが開くので、「塗りつぶし」タブでセルの背景色、「フォント」タブで文字色を指定すれば、指定した曜日に色が付くようになる
同じ仕組みでさらにルールを追加して、他の曜日に色を付けることも可能です。
まとめ
Excel作成時に日付や曜日を自動的に表示できるようにすれば入力作業を効率化していくことができます。さらに土日など特定の曜日に色付けも行うことで、見やすい表を作成することが可能となります。
しばしば関数を使用する場面もありますが、難しくはありませんのでぜひ試してみてください。
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