2022年9月2日Excelで作成している複数オブジェクトを一括選択し移動する方法とは?
Excelで複数のオブジェクト(図形)を使用した資料を作成しているとき、オブジェクトを移動させる場面があると思います。そのとき、1点ずつ図形を選択して移動していたのでは時間がかかってしまいますし、オブジェクトのレイアウトが崩れてしまう可能性もあります。
そこで本記事では、複数図形をまとめ一括で選択し移動する方法を紹介します。
オブジェクトを選択し移動する
- 1.「ホーム」タブを選択して表示されるメニューで「検索と選択」をクリック
- 2.プルダウン(ドロップダウンリスト)メニューが表示
- 3.「オブジェクトの選択」をクリック
- 4.オブジェクトの選択モードになったらExcelの表内でドラッグ
- 5.オブジェクトを選択し、移動
少数のオブジェクトを選択したいときにおすすめの方法です。
複数オブジェクトをまとめて選択し移動する
複数のオブジェクトをまとめて選択し移動するためには、以下の手順で行います。
- 1.「Shift」キーを押しながら、オブジェクトをクリックしていくと、複数のオブジェクトを選択できるようになる
- 2.オブジェクトの選択モードになったらExcelのシート内でドラッグ
- 3.オブジェクトを選択し、移動
シート内のすべてのオブジェクトを選択し移動する
シート内のすべてのオブジェクトをまとめて一度で選択し、移動する方法もあります。
- 1.どれかのオブジェクトを1つだけクリックで選択
- 2.キーボードで「Ctrl+A」キーを押せば、シート内の全てのオブジェクトが選択された状態になる
- 3.オブジェクトの選択モードになったらExcelのシート内でドラッグ
- 4.オブジェクトを選択し、移動
オブジェクトの選択をショートカットで行う(その1)
「クイックアクセスツールバー」に入れてしまえば、毎回「オブジェクトの選択」をする手間がなくなります。
- 1.「ファイル」タブをクリックして開いた画面で「オプション」をクリック
- 2.「Excelのオプション」ダイアログボックスが開く
- 3.「クイックアクセスツールバー]タブを開く
- 4.「オブジェクトの選択」を選び「追加」をクリック
以降、「クイックアクセスツールバー」に表示される矢印マークをクリックするだけで、「オブジェクトの選択」ができるようになります。オブジェクトの移動を頻繁に行うユーザにはおすすめの方法です。
オブジェクトの選択をショートカットで行う(その2)
オブジェクトがシートの端に寄っていたり、オブジェクトがある場所の範囲が広がっていたりする場合、オブジェクトの選択がしにくいこともあります。そのような場合には、ジャンプ機能を活用します。
- 1.「ホーム」タブにある「検索と選択」をクリックし、表示された一覧から「ジャンプ」を選択
- 2.「ジャンプ」ダイアログボックスが開くため、「セルの選択」をクリック
- 3.開いた「選択オプション」画面で「オブジェクト」にチェックを入れる
- 4.「OK」ボタンをクリック
「ジャンプ」ダイアログボックスを一瞬で表示させる
「ジャンプ」ダイアログボックスを一瞬で表示させる方法もあります。
それは、キーボードで「F5」キーか、「Ctrl+G」キーというショートカットキーを押すことです。どちらを押しても瞬時に「ジャンプ」ダイアログボックスが表示されます。
図形の選択モードを解除する
ここまでは図形を選択する方法を解説しましたが、選択モードを解除する場合は下記の手順で行います。
- 1.「ホーム」タブで「オブジェクトの選択」を選択。
すると、アクティブなセルの位置を示すカーソルが非表示となる - 2.オブジェクトの選択状態で「Esc」キーを押す
または、オブジェクトがないワークシート内のセルの領域でダブルクリック
まとめ
複数オブジェクト(図形)を一度に選択できる方法を覚えておけば、図形が多いExcelの表でも時間をかけずにオブジェクトの移動や削除ができます。
オブジェクトが多いExcelの表を作成するときにはぜひ覚えておきましょう。
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