2019年8月8日【AIの活用事例5選】ビジネス現場の変化・影響とともに解説

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みなさんは、ディープラーニングやシンギュラリティといったAIに関する言葉を耳にしたことはないでしょうか。近年、AIを用いた製品やサービスの開発速度は目覚ましく、スマホの音声アシスタントや、スマートスピーカーなど、身近な製品にも利用されるケースが増えてきました。
AIは様々な分野に活用可能で、普段は気付かないところでも皆さんの生活に浸透してきています。今回は既に身近な技術となっているAIの活用事例について紹介します。

AIを用いた防犯・監視システム

防犯用の監視システムもAIの活用が進む事例の一つです。
防犯システムとしては、従来から監視カメラが広く活用されてきました。店舗や個人宅のほか、繁華街の街頭、道路上を走行する自動車用など多様な場所に設置が進められており、国内の監視カメラの設置数は500万台近くに上ると推計されています。
監視カメラがあれば、何らかの事件や事故の発生時に正確な状況を把握できるほか、カメラが設置されていると認知されるだけでも防犯効果が期待できます。しかしながらこれらのカメラを常時監視する事は現実的ではありません。
AI用いた画像解析機能と監視カメラを組み合わせたシステムであれば、動画を解析しリアルタイムにアラートを通知し、迅速な対応を図ることが可能となります。
このようなシステムであれば、事件や事故に対して即応態勢が整えられるほか、店舗内での顧客の動線を把握してマーケティングに活用するなど、より積極的な活用も可能です。

 

 

AIを用いた製造ラインの監視

遠隔地から業務の監視目的でシステムが用いられている事例もあります。
監視カメラのほか、IoT技術により設備の稼働状態や、エネルギー消費量などを取得し、AIによりデータ解析を行うことで工場などの生産状況を自動的に解析する事が可能です。

AIを用いたチャットボット

チャットボットとは、文章や音声データの内容を認識して自然な会話を行うシステムです。定型化した問合せへの対応が多いカスタマサービスの分野では、チャットボットを用いて自動化するソリューションが実用化されています。

故障診断チャットボット

NECフィールディングの故障診断チャットボットも同様の技術を用いたサービスの一つです。
故障診断チャットボット(Web)から受けた質問に対して、お客さま(法人)が使用している機器(対象機器:NEC製のプリンタ/パソコン/Expressサーバ)や症状に該当する項目を選択すると、AIが必要な対処方法が判るために質問させていただきます。対処方法を画像・テキストで説明します。画像・テキストだけでは伝わりにくい対処方法については動画で案内することでお客さまの理解度を高めます。チャットボットにより、修理が必要と診断された場合に、保守契約を締結されていないお客さま向けには「修理参考価格」を診断結果から算出し、提示します。また、Webから修理申込みも可能です。AIによる自動応答サービスのため、24時間即応体制でのサービスが受けられます。

NECフィールディング「故障診断チャットボット」の開始について
https://www.fielding.co.jp/topics/2019/07/20190703.html

お問い合わせチャットボット

上記で紹介した故障診断チャットボットと同じ、AIチャットボットの「NEC自動応答」を活用したお問い合わせチャットボットをNECフィールディングは導入しています。
故障診断チャットボットとの違いは故障診断チャットボットが項目を選択する方式のAI技術を使ったチャットボットであれば、お問い合わせチャットボットは機器の修理に関するご質問をお客さまがテキストボックスに文字入力していただける点です。入力された内容はAIがその意味を読み取り、回答候補を提示します。

NECフィールディング「お問い合わせチャットボット」の開始について
https://www.fielding.co.jp/topics/2020/04/20200410.html

部品の需要予測

過去の部品出荷実績などから、AI技術を使って将来需要を高精度に予測し、倉庫や物流の最適化を図ることができます。

保守部品の需要予測

NECフィールディングでは保守作業に必要な部品を保管・管理し、配送まで担っており、その部品倉庫を最適化するためにビッグデータ分析技術を使った「保守部品需要予測ソリューション」を導入しています。
このソリューションはNEC独自の「異種混合学習技術」を活用し、過去の部品の出荷数・稼働台数などの実績から、将来の部品の需要量を高精度に予測できます。
導入したことにより、NECフィールディングでは在庫の2割削減し、発注数を自動で行い、業務効率向上を図ることができました。

まとめ

今回紹介したように、AIによるサービスが次々と実用化されています。24時間不休のサービス体制や大量の監視システムの情報解析など、人手だけでは実現できなかった業務もAIを活用する事で実現可能となりつつかります。このような事例を参考に、自社の業務へのAIサービス導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

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