2019年7月23日
2020年でも可能なWindows 10 へのアップグレード方法
Windows 7 のサポート期限まで残り僅かとなりましたが、皆さんのPCはアップグレードできていますか?早く移行しないとあらゆる脅威から情報を守れなくなってしまいます。また、自社のみではアップグレード作業が正しくできない可能性もあります。
今回は、これからアップグレードを控えている企業様向けに、2019年のWindowsアップグレード事情とサポートサービスについて紹介します
中堅企業にはまだまだ認知度が低い
日本マイクロソフトの報告によると、Windows 7 に関するサポート終了時期の認知度は大企業や国、地方自治体などの95%以上と非常に高い水準にある一方、中小企業では57%に留まっています。もし、Windows 10 アップグレードについて移行準備がされていない場合は、早急に会社の議題に上げて、社内で検討したほうがいいでしょう。
参考サイト:https://japan.zdnet.com/article/35127152/
Windows 10 へアップグレードしないリスク
Windows 7 のサポート終了とはどのような問題をはらんでいるのでしょうか。MicrosoftによるWindowsのサポートの目的には主に、セキュリティ機能の更新、不具合(バグ)の修正、新規機能の追加、の3点があります。
セキュリティ機能の更新
PC を使用する上では、マルウェアや不正アクセスなどによる情報漏洩や、データ破壊、金銭的な損害などのリスクが伴います。PCへの攻撃は、日々新たな方法が編み出されており、随時セキュリティ機能の更新が必要とされますが、サポートが終了すると更新も止まります。新たなリスクに対する対抗手段が無くなりますので、日々リスクが高まっていくという非常に危険な状況に陥ります。
不具合(バグ)の修正
Windowsは非常に大きなシステムであるため、機能上のバグが残されていますが、サポート終了後はバグへの対処もしません。
新機能の追加
サポートの終了後は機能追加もされないため、新たなアプリを使用したいと思っても、動かせないケースが増えてきます。
無償/自社で行う方法もあるが…リスクあり
Windows 10 への移行はセキュリティ面を考慮しても必須の選択となりますが、アップデート作業を自社で行う場合のリスクも考えなければなりません。
マスタPC作成時のトラブル
PCをアップデートする際には、PCにインストールするアプリや、持たせる機能や性能を事前に決定しなければなりません。この様な際にモデルとなるPCをマスタPCと呼びます。マスタPC作成時にはOSやアプリ、ハードウェアの仕様を良く把握しておかなければ、想定通りの性能が出ない、ライセンスの問題でアプリをインストールできないなど、トラブルの元となります。
Windows 10 の機能拡張アップデートで回線飽和
Windows 10 では、バージョンアップの代わりに年に2回の機能拡張アップデートがあります。社内の全端末が一斉にバージョンアップを始めると回線が飽和し、通信障害を引き起こす場合があります。システム更新時には、Windows 10 の仕様を踏まえた設定やシステムの構築など、事前の対応が必要です。
アップグレードのサポートを利用しよう
Windows 10 へのアップグレードにお悩みの企業向けに、NECフィールディングが提供するサポートについて紹介します。
サービスの特長
NECフィールディングが提供するサポートサービスには次のような特徴があります。
① 事前調査から保守までトータルサービスを実施
移行の際にトラブルを起こしがちなポイントを抑えた事前調査をおこないますので、実際の移行作業や移行後の保守も安心して任せられます。
② WSUSによるアップデート管理
Windowsアップデートプログラムを提供するWSUSを用いて、各端末のアップデートタイミングや状態を管理します。
③ 400ヵ所のサービス拠点
全国400ヵ所のサービス拠点と24時間サービスにより、万が一の障害発生時にもスピーディーな対応が可能です。
参照元:https://solution.fielding.co.jp /windows10_support/
移行の流れ
Widows 10 への移行までのフローは次の通りです。
・設計
要件定義と計画立案
・準備
事前調査、インストール、付帯工事など
・実行
設置、撤去、現地セットアップ、操作教育など
・運用
修理、ヘルプデスク、オペレーション
一貫したサポートで、移行作業を着実に行っていきます。
まとめ
業務用のPCの更新は、業務用アプリの運用、セキュリティの確保、システムとの連携など個人用PCとは異なる管理が必要です。専任部署だけでの対応が難しいと感じた場合は、外部のサポートの手も借りて確実に実行しましょう。