2021年3月25日名取市教育委員会様 学校ICT導入事例

名取市教育委員会様

DATA
名取市教育委員会

宮城県の南東部に位置する名取市は、2018年(平成30年)に市制施行60周年を迎えた。JR東北本線、国道4号、東北縦貫自動車道、仙台東部道路などが走り、東北地方の空の玄関口である仙台空港も立地していることから、人口の集積、企業立地が進んでいる。名取市教育委員会は10小学校、4中学校、1義務教育学校を管轄し、アナログとデジタルを組み合わせた施策で、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組んでいる。

学校ICT環境の整備で子どもたち一人ひとりに沿った教育を実現

宮城県名取市教育委員会様では、学校のICT化に関する取り組みの一環として、校務用PC導入やGIGAスクール構想に向けたネットワーク増強などを実施。
NECフィールディングと共に計画を実行した。

教員の負担低減と学習効果の向上を実現

――学校ICTに関するビジョンや学校ICTで目指しているところとは、どのようなものでしょうか。

鈴木 今まさに2021年度の教育基本方針を作成しているところですが、そこには情報教育、つまりICTを活用した教育について2項目が盛り込まれています。その1つ目は〝時代に合致した教育の推進〟であり、2つ目は〝情報活用力の推進〟です。当市が目指しているのは、ICTを活用した学習活動の充実であり、そのためにはメールやSNSなどに関する情報リテラシー教育も展開していく予定です。

 また、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」でもいわれているように、当市でもアナログとデジタルのハイブリッド的なアプローチにより、子どもたちが安心して学べるような環境づくりに取り組んでいきます。

鈴木 博幸  氏

名取市教育委員会
学校教育課
課長
鈴木 博幸 氏

――学校ICTを本格化する以前に抱えていた課題というのは何だったのでしょうか。また、その後の一連の市内各校におけるICT環境の整備事業では、そうした課題をどのように解決したのですか。

尾形 充 氏

名取市教育委員会
学校教育課
学務係長
尾形 充 氏

尾形 2016年度からICT授業をスタートする以前は、教員が教材本などをコピーして教室で拡大鏡を使って提示したり、模造紙に手書きで作ったものを教材として使ったりなどということが普通に行われていました。そうした状況を変えるべく、NECフィールディングさんなどの力を借りながら学校ICT関連機器の導入を進めていったのです。

 その結果、ICT環境が整い、教員にとって大きな負担となっていた教材の準備が大幅に効率化されました。黒板のスクリーン上にそのまま教材を映して子どもたちに見せることができるので、授業の学習効果の向上も実現しています。

 

黒川 当市としては、GIGAスクール構想の目的に基づいて、1人1台の端末と、快適なネットワーク環境を整備することで、1人の子どもも取り残すことなく、一人ひとりの力をつけていくことを目指しています。その土台が整ったといえるでしょう。

 

長年の実績に裏打ちされた厚い信頼

――NECフィールディングの提案に魅力を感じたポイントはどこにあったのですか。

鈴木 ICTの導入・運用、さらにはICT活用での提案など、市役所を含めた当市における長年の実績と、それに裏打ちされた強い信頼感も魅力を感じたポイントでした。どのスタッフの方も親身に対応してくれますし、技術面でのサポートも非常に手厚いです。

 学校に関していうと、施設・設備の細部にわたりよく把握してくれていますし、現場での対応もとても丁寧なので、心から信頼できます。また、常に声をかければ駆け付けてくれるというのは、とてもありがたいですね。

技術支援プラスアルファの手厚いサポート

――NECフィールディングの対応はいかがでしたか。

尾形 私は端末管理やネットワークなどを担当しているので、ほぼ毎日何かしら相談していますが(笑)、常にきめ細かく対応してくれるのでとても助かっています。当市ではさまざまなプロジェクトを走らせていますが、どのプロジェクトにもNECフィールディングのスタッフが一丸となり横断的に支援してくれるので、その層の厚さにも感心させられますね。

 最近、教職員向けの研修があったのですが、NECフィールディングの担当者がぜひ研修を見せてほしいと相談してきたんです。学校教育の現場から寄せられる生の声に耳を傾けて、サービスへと生かそうとしているのだなと強く感じました。

黒川 NECフィールディングのスタッフが親身になって手厚いサポートを提供してくれます。

 GIGAサポート事業に関しても、今のところは導入したばかりでリモート会議などをやり始めていますが、何か困ったことがあればすぐに駆けつけてくれて、その日のうちに対応してくれたりするんです。こうした技術支援にさらにプラスアルファしたサポートというのはNECフィールディングならではだと思います。

 当市のICT環境は、GIGAスクール構想で示す2023年度の目標に向けて十分なスペックを有していますが、同構想の先を見越した水準に合わせて調達できるアイデアや技術までも提供してくれます。

黒川 長寛 氏

名取市教育委員会
学校教育課
指導主事
黒川 長寛 氏

学校ICTの未来に向けてさらなる支援に期待

――今回のコロナ禍で学校ICTの導入に関して何か変化はありましたか。

黒川 国が対応を加速しているのを受けて、ネットワークの増強をこの1年で一気に進めました。これもNECフィールディングからのアドバイスや支援がなかったら不可能だったでしょう。

――学校ICTの役割はますます重要となっています。今後どのような点に注力していく予定でしょうか。また、NECフィールディングにはどのようなことに期待していますか。

鈴木 大きく4つあります。まず1つ目は、授業でICTをいかに活用するかであり、2つ目は、今課題となっている自宅をはじめとした学校以外の場所でどうICT機器を活用するのか、3つ目は、デジタル教科書やデジタルドリルなどのデジタルコンテンツの導入にどう対応していくのか、そして4つ目が、セキュリティ対策をどうしていくかです。いずれの点でも、NECフィールディングからの支援に期待しています。

黒川 今後、市としてさまざまな事業を展開していくにあたって、積極的なアイデアや情報、そして技術提供を引き続き強固な協力体制の下でぜひお願いしたいです。

全員写真

担当者からひと言

阿部 和馬

NECフィールディング株式会社
東日本営業本部
東北営業部
営業第二課

名取市さまには、まるで我々も市役所の職員のように温かく対応してもらっています。これまで市内15校に対して、教室用PC約600台と教育用タブレット約150台を導入していただき、さらに教務用タブレット約150台の追加を承っています。これからもNECフィールディング一丸となってご支援していきたいです。p>

 

阿部 和馬

 

及川 経太

NECフィールディング株式会社
LCM事業部
東北システム部

教育系端末導入全体のプロジェクトマネジメントとGIGAスクール構想のネットワーク増強を担当しました。学校ICTにおける課題や問題は社会情勢の変化にともなって今後も増えていくと思われるので、当社が主体となって解決への道筋をリードしていけるよう尽力していきたいです。

 

及川 経太

 

松本 紘幸

NECフィールディング株式会社
東北支社
仙台支店
第一サービス課
主任

名取市教育委員会さまの現場での保守運用に携わっています。学校教育におけるICT活用が拡大して いく中、システムを止めることなく活用してもらうために、迅速に対応し、教育現場のサポートをしていきます。

 

松本 紘幸

 

部門紹介

東日本営業本部
北海道営業部

 

松井 亮

東日本営業本部
東北営業部
東北営業部長

東北営業部の営業メンバーは14人で、東北6県を対象エリアとしています。コロナ禍でICT活用が拡大していく中、現在の名取市さまのICT環境を有効的に活用しながら、新しい提案をしていきたいです。営業や保守エンジニア、SEが同じエリアにいると一気通貫で対応できます。この体制は他社にはないと自負しています。

松井 亮

 

  • ※この記事は、当社発行の広報誌ふぃーるでぃんぐ148号に掲載したものです。
    ※記載されている役職等の情報につきましては、2021年3月25日時点のものです。
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