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2018年3月29日第6回 鹿島建設様 遠隔バックアップシステム更新事例

DATA
鹿島建設株式会社

 

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創業:1840年(天保11年)
設立:1930年(昭和5年)
資本金:約814億円
従業員:7611人(2017年3月末)


創業は江戸末期。1947年に「鹿島建設」となる。高度成長期には新宿副都心の高層ビル群、また平成に入ってからは汐留の再開発や六本木ヒルズ森タワーなど大型プロジェクトを完成。都市開発だけでなく鉄道や空港、道路といった交通インフラ、発電をはじめとした電力インフラなど幅広く建設。

大量のデータに対応した遠隔バックアップシステムを
半年の短期間で更新

建築や土木の現場で日々更新される作業データや図面データ。
工事の規模が大きくなればなるほど、データ量も膨大になります。
増大する工事データを保存する遠隔バックアップシステムの更新プロジェクトをNECフィールディングが受注。
約半年という短期間でプロジェクトを完遂しました。

大規模化する工事現場データ量が急速に増大

―― 2020年の東京オリンピック・パラリンピックや都市再開発など、
   大きなプロジェクトが目白押しです。

土肥 近年、工事規模の拡大とともに、図面や施工管理など工事現場のデータ量が急速に増えています。しかも、工事の進捗管理だけでなく図面や施工手順なども現場対応で日常的に更新されており、日々データ量が増大しています。これに対応するため、10年ほど前から現場の工事事務所にファイルサーバを置いて、現地でバックアップを行っています。さらに災害対策としてバックアップを冗長化するため、更新されたデータを効率よく遠隔バックアップすることが課題になっていました。遠隔バックアップはデータ量が大きくないときは、夜間に行えばよかったのですが、データ量が増えるとバックアップソフトが行うデータの整合性チェックなどに時間がかかり、翌日の昼になっても前日のバックアップが完了せず、時にはタイムアウトの発生によりバックアップが取れないという事態も発生していました。

内村 現場にはファイルサーバが設置されているので毎日の工事に影響はありません。しかし、自然災害で工事事務所が被災したときにはデータが破壊される恐れがあります。実際に竜巻で工事事務所が倒壊し、ファイルサーバが壊れてデータが消えてしまったこともありました。さらにランサムウェアなどの標的型攻撃にも備えなければなりません。現場のファイルサーバがランサムウェアに感染してファイルがロックされてしまえば、工事がストップしてしまいます。万が一、ランサムウェアの攻撃に遭っても、感染する以前のバージョンのファイルにアクセスできれば元に戻すことができます。そのため、何日か前に更新されたファイルを遠隔バックアップしておく必要があるのです。

鹿島建設株式会社
ITソリューション部 次長
情報基盤グループ グループ長
土肥 康則 氏

大山 ファイルのバックアップが遅い、あるいはデータ量増加にともない遠隔バックアップが取れないといった問題を抱えていたので、改良しなければさらに頻発することもあり得ます。ファイルサーバが設置されている現場は常時800ほどあるので、トラブルが増えても一つひとつ手作業で対応することが難しくなる恐れがありました。

ソフトウェアに不具合発覚
NECグループが迅速に対応

――そうした中、今回の遠隔バックアップシステム更新は、いつ頃から検討されたのでしょうか。

鹿島建設株式会社
ITソリューション部
システム技術グループ 課長
内村 純氏 氏

内村 ファイルを確実に遠隔バックアップすることは長年の課題であり、早急なシステム更新を迫られていました。その一方で、社内のIT部門は、IT利活用を企画するという本来業務に注力しなければなりません。そこで長年にわたりIT運用保守でおつきあいのあったNECフィールディングに効果的なバックアップシステムの提案を依頼しました。ポイントは「確実に遠隔バックアップが取れること」と「構築、運用をアウトソーシングして、いかに我々の負荷を軽減できるか」でした。

大山 遠隔バックアップシステム更新の必要性は日々感じていました。そのため2016年の秋ごろにNECフィールディングより提案内容をまとめてもらい、翌年初旬に他社の提案と比較検討したうえで、我々の要求仕様に対応できると判断しNECフィールディングに遠隔バックアップシステム更新を発注しました。ただ、遠隔バックアップシステムとして採用したソフトウェアに不具合が見つかり、早急に修正する必要がありました。

内村 当時、当社の用件を満たすソフトウェアとして採用を決定していましたので、多少時間はかかっても不具合を修正しプロジェクトを完遂させる必要があったので、NECフィールディングに対応を急いでもらいました。信頼するのに十分なNECグループの力を見た思いがしましたね。NECフィールディングを選んだ理由はもう一つあって、それは全国に拠点を展開していること。今回はあくまでも遠隔バックアップシステム更新というIT側の案件ですが、今後の展開も考えると、NECフィールディングの拠点が全国にあるということで安心感があります。