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2017年5月16日第4回 太陽光発電事業と保守・運用サービス

エネルギー事業に注力し、太陽光発電設備の
設計・施工から運用・保守まで提供

2012年のFIT(固定価格買い取り制度)スタートとともに、太陽光発電が一大ブームを巻き起こした。
当初1kWh40円で始まったFITは、現在は24円、そして2017年度は21円になる。
買取価格が半額になることで、一時のブームは落ち着いているが、温室効果ガス削減に有効な切り札の一つであることに変わりはない。NECフィールディングは、太陽光発電の設計・調達・施工(EPC)から運用・保守(O&M)まで手掛けるほか、自前の太陽光発電所の建設にも着手している。

太陽光発電ビジネスは着実に成長する

IT仕事人 渡辺・新門

 日本の太陽光発電はFITにより、20年間の固定価格での買い取りが保証されている。このため企業の環境対策としての再生可能エネルギー利用にとどまらず、“投資”としての有利さが強調されたことで、一時は設置申請ラッシュという状況を呈していた。しかし買い取り価格が40円から24円に引き下げられていく過程で、設置申請が受け付けられても、着工していない案件も少なくない。
 「しかし」とビジネス開拓本部環境エネルギー推進部マネージャーの渡辺真佐雄は、「20年の固定価格買い取りは安定的な投資として外資の注目は依然高く、環境意識の高まりもあり未着工案件は前進しつつあります」と強調する。
 同じくビジネス開拓本部環境エネルギー推進部マネージャーの新門孝紀は、「最初は営業に行ってもなかなか受注できませんでした。FITがスタートして事業性を説明しやすくなったこと、もうけを優先するのではなく着実な設置を検討する企業が増えたことでビジネスにつながっています」と話す。ブームが去った感のある太陽光発電ビジネスだが、実態としては定着しているというわけだ。

蓄積したノウハウをいかし信頼できるEPCを提供

 環境エネルギー推進部の陣容は部長以下12人。そのうち3人は九州支社に駐在している。「日照条件が良い九州は太陽光発電が盛ん。お客さまも多いですね」と渡辺マネージャー。現在では北海道から九州まで全国で営業活動を展開しており、施工実績も30カ所、総発電量は50・6MWまで増えている。

太陽光パネル施工事例

全国をカバーする約400拠点の強みをいかし、太陽光発電の運用・保守サービスを提供する
(写真は福岡県の太陽光パネル施工事例)

 「世間では太陽光発電が下火のようにいわれることもあります。しかし実態としてはまだまだ引き合いは増えており、事業を拡大するチャンスはあります」と、新門マネージャーは積極的にお客さま開拓を進める方針に変わりはないと話す。
 太陽光発電は20年の間、安定的に収益を上げるために、土地の形状や環境に合った最適な機器や機材の選定、高電圧の発電設備として堅牢な設計が求められる。NECフィールディングは50年以上にわたってIT機器やシステムを支える安定した電気設備を構築してきた経験がある。その経験をベースに、コストメリットを追求しつつ高い技術力と豊富な実績を武器に、お客さまにとって安心感のあるEPCを提供できる。

兵庫県たつの市に自社の太陽光発電設備を設置

 NECフィールディングは、兵庫県たつの市にある自社の土地を活用して太陽光発電設備に着工している。発電容量は2MW(パネル容量2・56MW)で、2017年9月の発電開始を予定している。
 新門マネージャーは、「その土地は、もともとNECフィールディングの研修施設があったところで、ここ何年かは使われていませんでした」と説明する。その社有地いっぱいに太陽光パネルを設置する計画だ。「自社で太陽光発電設備を持つことで、EPCに加えO&Mの技術ノウハウが蓄積できます。それがお客さまへのサービス向上にいかせると期待しています」という。
 環境エネルギー推進部では、太陽光発電以外にも風力発電やバイオマス発電、地熱発電についても手がけていくという。再生可能エネルギーの利用は、安定性や信頼性などの課題もある。「しかし、地球温暖化防止をより具体的に推進していくためには、再生可能エネルギーの積極的な利用が欠かせません」と、渡辺マネージャーは地球温暖化防止に貢献するビジネス拡大に意欲的だ。

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