2022年10月20日Windows 11 のプロダクトキーを確認するには?状況別の手順を解説!

Windows 11 のプロダクトキーを確認するには?状況別の手順を解説!

Windows 11 のインストールやアップグレードを行うとき、プロダクトキーが必要です。しかし、日常的にプロダクトキーを使う場面は少なく、いざ必要な時にプロダクトキーが不明となることもしばしばあります。
本記事では、利用している端末のプロダクトキーを確認する方法と、基本的なWindowsライセンスの考え方を紹介します。

プロダクトキーとは

「プロダクトキー」とは、利用するWindows OSが正規のものであることを証明するための認証キーを指し、5桁の英数字×5つの計25桁で構成されています。
プロダクトキーをMicrosoftの認証用サーバーで認証することによって、利用しているWindowsが正規品であることが認定されます。

プロダクトキーの確認方法

Windows 10/11 が動作している端末で、プロダクトキーの確認する方法を紹介します。

プロダクトキーの確認方法は、次の3つが一般的です。

  • 1.購入時のメールやパッケージ
  • 2.PowerShell
  • 3.コマンドプロンプト

次から、それぞれ解説します。

購入時のメールやパッケージによる確認

購入したパソコンやWindowsインストールメディアに、プロダクトキーが記載されています。
OSをインターネット上で購入した場合は、購入時のメールにプロダクトキーが記載されています。

PowerShellによる確認

PowerShell上で下記のコマンドを実行すると、プロダクトキーが表示されます。
(Get-WmiObject -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKey

PowerShellの実行手順

  • 1.スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリック
  • 2.表示されたウィンドウで、「powershell」と入力し、「OK」をクリック
  • 3.PowerShellが起動後、下記のコマンドを入力し、エンターキーを押下
    (Get-WmiObject -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKey
  • 4.プロダクトキーが表示される

コマンドプロンプトによる確認

コマンドプロンプト上で下記のコマンドを実行すると、プロダクトキーが表示されます。
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey

コマンドプロンプトの実行手順

  • 1.スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリック
  • 2.表示されたウィンドウで、「cmd」と入力し、「OK」をクリック
  • 3.コマンドプロンプトが起動後、下記のコマンドを入力し、エンターキーを押下
    wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
  • 4.プロダクトキーが表示される

一般的な店舗で購入し、そのまま使用していたパソコンであれば、上述の手順で大抵は確認できます。
しかし、自作パソコンなど特殊な環境の場合では、これらの方法でプロダクトキーが確認できないケースもあります。そのような環境でプロダクトキーが表示できるフリーソフトなども存在しているため、必要に応じて利用すると良いでしょう。

Windowsライセンス認証の考え方

メーカや家電量販店で販売されているパソコンを購入・利用する場合、ユーザはライセンス認証について意識することは少ないでしょう。
しかし、プロダクトキーが必要になった場合や、ライセンス認証を行う際にどのような認証形態があるのかを事前に把握しておくことで、柔軟に対応できます。

Windowsにおけるライセンス認証方式は、下記の3種類です。

  • 1.プロダクトキー認証
  • 2.デジタルライセンス認証
  • 3.Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンス認証

プロダクトキー認証

プロダクトキーの入力が必要な認証方式です。
購入したパソコンやOSに記載されているプロダクトキーを入力し、Microsoftの認証サーバで認証を行います。

デジタルライセンス認証

パソコンのハードウェア情報とプロダクトキーを関連付けて、Windows OSが正規のものであることを認証する方法です。
パソコンに使用されているパーツの情報がMicrosoftで記録されており、大部分のパーツを取り替える等の環境変化が伴わなければ、そのパソコンは正規品であると認められます。
そのため、OSの再インストールやアップグレードなどプロダクトキーが必要な場面でも、認証されたパソコンを利用していればプロダクトキーの入力が不要となります。2015年後半から導入された仕組みで、それ以降に購入したパソコンは購入時からデジタルライセンス認証が行われていることが多いようです。
また、Windows 7/8 からWindows 10 へ無償アップグレードした端末は、自動的にデジタルライセンス認証に切り替わります。

Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンス認証

上述のデジタルライセンス認証を、使用しているMicrosoftアカウントと紐づける方法です。
デジタルライセンス認証では、パソコン内のハードウェアが変更されると、Microsoft側に別のパソコンであると判定され、再認証が必要となります。
Microsoftアカウントとデジタルライセンス認証を紐づけることで、ハードウェア変更後も同じMicrosoftアカウントとしてOSの認証が行われる仕組みです。

このようにライセンスの認証形態によっては、プロダクトキーの入力が不要になる、自由にハードウェアが交換できるなどの違いがあります。

まとめ

Windows 11 のプロダクトキーを確認する方法を解説しました。
プロダクトキーとライセンスの認証形態はユーザ側が常に利用するシステムではないため、必要な時に充分な情報を認識しておらず、対応に困ってしまうケースが多くあります。
基本的な考え方を理解することで、いざ必要になったとき、スムーズに対応できるようになるため、是非参考にしてください。

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