2022年10月6日Windows 11 のブラウザとは?デフォルトブラウザの変更方法を解説
Windows 11 にも、Webサイトなどを開くためのWebブラウザが搭載されています。デフォルトで設定されているブラウザを「既定のブラウザ」といいますが、既定のブラウザから変更したいユーザもいるでしょう。今回は、デフォルトのブラウザから他のブラウザへ変更する方法について解説します。
Windows 11 のデフォルトブラウザは?
Windows 11 のデフォルトブラウザはMicrosoft Edgeです。これまでWindowsのデフォルトブラウザと言えばInternet Explorerでしたが、Windows 10 から変更されました。アイコンはInternet Explorerに似た「e」のデザインが採用されており、これまでWindowsを長く利用してきたユーザでも大きな違和感がないようになっています。
しかし、Microsoft Edgeはアイコンやボタンが平面的になったフラットデザインのブラウザとなっており、Windows 10 以降の全体的なデザインに合わせて作られています。また、さまざまな機能がシンプルに設計されているところもポイントです。例えば、右クリックメニューや設定画面が簡便で操作しやすくなり、ボタンも大きくクリックしやすくなりました。
Microsoft Edgeでは機能も追加
Microsoft Edgeでは、Internet Explorerにはなかった以下の3つの機能が追加されています。
- ●Webノート
- ●読み取りビュー
- ●リーディングリスト
Windowsパソコンの中には、 2 in 1 というタブレットとしてもパソコンとしても使える形式のものが増えています。タッチ操作に対応したことで、Webサイトを閲覧しながら自分のノートのように使える「Webノート」という機能が活用できます。テキストや画像に対しマーカーを引いたり、クリップで選択範囲を保存したり直感的な操作が可能です。
読み取りビューでは、画像や広告などが消えてシンプルなテキストのみのページに変換し、デザインが読みにくいページでも読みやすくできます。ただし、Webページによっては対応していないこともあるため、注意しましょう。
リーディングリストとは、お気に入りやブックマークとはやや異なり、後で読みたい記事を一時的に追加しておけるリストのことです。リーディングリストに追加したページは、インターネットに接続されていないときでも読めるため、オフラインの時にゆっくり読みたいWebサイトは、リーディングリストに登録しておくと良いでしょう。
Internet Explorerはサポート終了
Windows 11 にはInternet Explorerも搭載されているのですが、デフォルトブラウザではない上、2022 年 6 月 15 日をもってサポートが終了しました。そのため、Internet Explorerでなくてはならない特別な理由がない限り、今後はMicrosoft Edgeを使った方が良いでしょう。
世の中にはMicrosoft Edge以外にも、Webサイトを参照するためのブラウザにはさまざまな種類があります。特に、近年利用者が増えているGoogle ChromeやFirefoxなど、他のWebブラウザを既定ブラウザとして設定したい場合は、次から紹介する方法で変更しましょう。
Windows 11 のデフォルトブラウザを変更するには?
Windows 11 では、Microsoft Edgeだけではなく、Google ChromeやFirefoxなど、他のブラウザを既定ブラウザに設定することもできます。なお、この手順が使えるようになったのは2022年3月末に配信されたアップデート以降です。もしWindows 11 本体の更新をずっとしていない、もしくは以下の手順でうまくいかないという場合は、本体を更新してから行ってください。
- 1.「スタート」メニューから、「設定」をクリック
- 2.「既定のアプリ」をクリックし、「アプリケーションの既定値を設定する」に、アプリ名(Google Chromeなど)を入力
- 3.表示されたアプリをクリックすると、「○○を既定ブラウザにする」と表示されるため、「既定値に設定」をクリック
これで、メールに添付されたWebサイトのURLなどを開く場合はここで設定したブラウザが開くようになります。ただし、既定のブラウザを変更するにあたっていくつか注意点があります。
デフォルトブラウザを変更する際の注意点
デフォルトブラウザを変更しただけでは、htmやhtmlなどのWebサイトを開く場合のみデフォルトブラウザが開き、それ以外はMicrosoft Edgeが開くようになっています。そのため、pdfなどもEdge以外のブラウザにしたい場合は、以下の手順で設定する必要があります。
- 1.「スタート」メニューから「設定」を開き、左のメニューから「アプリ」を選択、「既定のアプリ」をクリック
- 2.アプリ一覧から「Microsoft Edge」を選択
- 3.「.pdf」や「.html」など他の項目に設定されている「Microsoft Edge」を選択
- 4.「どのアプリで開きますか?」というポップアップメニューが表示されるため、好みのブラウザを選択
これで、ほとんどの場合、好みのブラウザが使えるようになります。ただし、ここまで設定してもツールバーから検索した場合はMicrosoft Edgeになるため、注意しましょう。
まとめ
Windows 11 を最初にインストールしたとき、デフォルトで設定されている既定のブラウザはMicrosoft Edgeです。Internet Explorerも搭載されていますが、2022 年 6 月 15 日をもってサポートが終了したため、特別な理由がなければMicrosoft Edgeを使うのが良いでしょう。また、既定のブラウザをGoogle ChromeやFirefoxなど、その他のブラウザに変更することもできます。
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