2022年7月28日Windows 11 でブルースクリーンが発生する原因とは!?対処法も合わせて解説
Windows 11 にアップデート後、利用していると急に画面が青くなってしまうことがあります。この現象をブルースクリーンと呼んでおり、発生するとしばらくの間パソコン操作ができなくなってしまいます。そこで今回は、ブルースクリーンになる原因とその場合の対処法を紹介していきましょう。
Windows 11 で発生するブルースクリーンとは
そもそもブルースクリーンとはどのようなものでしょうか?
ブルースクリーンとは、OSに何らかの問題が生じた場合に起きてしまう現象です。ブルースクリーンになると、青い画面を背景にエラーコードなどの文字が表示されます。ブルースクリーンの状態ではしばらくの間操作不能となってしまい、そのままパソコンが起動できないケースもあります。
なぜ、このような現象が発生してしまうのでしょうか。ブルースクリーンが発生する原因を見ていきましょう。
Windows 11 でブルースクリーンが発生する原因とは
Windows 11 でブルースクリーンが発生する原因としては、下記のようなことが考えられます。
- ・ハードウェアの故障
- ・ウイルスの感染
- ・ドライバーやソフトウェアの互換性問題
- ・更新プログラムの不具合
ハードウェアの故障
メモリやハードディスクの故障などによってブルースクリーンが引き起こされます。ハードウェアの故障が原因の場合は、故障したパーツの交換が必要になるケースが多いです。
ウイルスの感染
ウイルスに感染してしまうケースも考えられます。ウイルスは、パソコン内で感染するとOSファイルを破壊することがあるため、その影響で起動しないことがあるのです。
ドライバーやソフトウェアの互換性問題
ドライバーやソフトウェアはOSバージョンとの相性が重要です。OSにはバージョンがあり、バージョンごとに相性の良し悪しがでる場合があります。したがって、アップデート後にブルースクリーンが発生した場合には、前のバージョンに戻すなどの対応が有効です。
更新プログラムの不具合
定期的に実行するWindows Updateの影響でブルースクリーンが発生する場合があります。アップデートはしたものの、さまざまな問題で正しくインストールされないと発生する場合があります。
これだけの中から原因を特定するためには大きな労力がかかります。そこで次からは、原因の特定方法について解説します。
Windows 11 で発生するブルースクリーンの原因を特定するためには
ブルースクリーンの原因を特定するためには、画面に表示されるエラーコードが重要です。エラーコードとしては、下記のようなものが表示されます。
エラーコード | 内容 |
---|---|
0x0000002E | DATA_BUS_ERROR メモリ不良の可能性があります。 |
0x0000007A | KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR ハードディスクが物理的に破損している可能性があります。 |
0x0000003F | NO_MORE_SYSTEM_PTES ドライバやアプリケーションによるメモリの管理が適切でない可能性があります。 |
0x00000050 | PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA メモリが物理的に破損している可能性があります。 |
エラーコードを元に、どのようなことが原因なのか導き出せます。原因特定後には、どのような対応をすればよいのでしょうか。次からは、ブルースクリーンが発生したときの対処方法を解説します。
Windows 11 でブルースクリーンが発生したときの対処方法4選
ブルースクリーンが発生した場合には、以下4つの対処方法が考えられます。
- 1.前のバージョンに戻す
- 2.公開されているアップデートを適用
- 3.デバイスの状態を確認
- 4.OSの再インストール
対処法1:前のバージョンに戻す
ブルースクリーンはWindows 11 へのアップデート後に発生するケースが多いため、前のバージョンへ戻すことも有効です。Windowsはアップデート後10日以内であれば、前のバージョンに復元できる機能を搭載しているため、不具合が生じたらできるだけ早く判断をして戻しましょう。
対処法2:公開されているアップデートを適用
Windowsは、毎月定期的にアップデート更新をしています。アップデート更新では、脆弱性やOS内の不具合修正に向けたパッチが配信されるため、適用することで解消するケースもあるでしょう。
対処法3:デバイスの状態を確認
ドライバーが原因でブルースクリーンが生じた場合には、デバイスマネージャーを開きエラーが発生していないか確認しましょう。デバイスにエラーが発生していた場合、対象のデバイスに対しアップデート処理を実施すれば解消する可能性があります。
対処法4:OSの再インストール
今までの対処方法で解消しない場合には、OSの再インストールを実施しましょう。このとき、ローカルに保存しているデータも消えてしまうため、事前に別の場所に退避させるかクラウド上に保存するなどの対策が必要です。
まとめ
Windows 11 へのアップデート後にブルースクリーンが発生した場合は、何らかの不具合が発生した可能性が高いです。不具合を解消するためにはエラーコードから原因を特定し、適切な対処をしていく必要があります。ブルースクリーンが発生したときには、今回の記事を参考に原因の特定を行い、次回同じ現象が起こりにくいように対策していきましょう。
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