2022年5月26日Windows 11 にアップグレードするメリットとデメリットを解説
Windows 11 が公開され、アップグレードすべきか悩んでいる方が多く見られます。ここでは、Windows 11 にアップグレードしようか迷っている方に向け、Windows 10 と比較したときのメリットやデメリットを紹介します。
Windows 11 が持つ3つのメリット
Windows 11 には、Windows 10 と比べ、下記3つのメリットがあります。
- 1.動作がスムーズになる
- 2.セキュリティの強化
- 3.スタイリッシュなUI
メリット1:動作がスムーズになる
Windows 11 は、Windows 10 と比べ必要となるシステム要件が高くなる一方、OSとしての完成度が向上しています。システム要件は、それぞれ以下の通りです。
項目 | Windows 11 | Windows 10 |
---|---|---|
プロセッサ | 1GHz以上で2コア以上の64BitプロセッサまたはSoC | 1GHz以上のプロセッサまたはSoC |
メモリ | 4GB | 32ビット版では1GB 64ビット版では2GB |
ストレージ | 64GB以上 | 32ビット版OSでは16GB 64ビット版OSでは32GB |
システムファームウェア | UEFI・セキュアブート必須 | レガシーBIOS |
グラフィックスカード | DirectX 12以上 (WDDM2.0ドライバー) |
DirectX 9以上 (WDDM1.0ドライバー) |
ディスプレイ | 9インチ以上で 8ビットカラーのHD (720p) ディスプレイ | 800×600解像度 |
TPM | バージョン2.0必要 | 不要 |
Windows 11 では、システム要件を満たしたハードウェアで運用することにより、快適に利用できます。
メリット2:セキュリティの強化
Windows 11 は、最新のOSとなるためセキュリティ対策が強化されています。Windowsを提供しているMicrosoftからも、Windows 11 ではセキュリティの基準を大幅に引きあげるとの公表があり、今後もセキュリティ対策が期待できるでしょう。
メリット3:スタイリッシュなUI
Windows 11 ではスタートメニューが中央に配置され、エクスプローラーのアイコンが変わったことで今までよりもスタイリッシュなUIが実現されています。また、スタートメニューの配置を変更することができるため、自分好みのUIデザインに変更可能です。
Windows 11 が持つ3つのデメリット
Windows 11 にはメリットがある一方でデメリットもあります。デメリットとしては、下記の3点が考えられます。
- 1.システム要件が厳しい
- 2.互換性が悪い場合も
- 3.動作が重くなるケースも
デメリット1:システム要件が厳しい
前述したとおり、Windows 11 のシステム要件はWindows 10 と比べ厳しくなっています。システム要件を満たしていない場合には、新しいパソコンに買い替えるか、メモリやストレージの増設や交換を行う必要があります。
デメリット2:互換性が悪い場合も
Windows 11 にアップグレードすることで、今まで利用していたソフトウェアやドライバーに不具合が生じる可能性が考えられます。なぜなら、ソフトウェアやドライバーは、Microsoftではなく各ベンダーが提供していることもあり、それぞれが互換性を保証していないためです。したがって、アップグレード後に今まで利用していたデバイスやソフトウェアが使えなくなる可能性もありえるでしょう。
デメリット3:動作が重くなるケースも
Windows 11 のシステム要件を満たしているパソコンだったとしても、要件ギリギリのスペックだと動作が重くなってしまうことが考えられます。特に、今までよりもOSファイルが増大するため、メモリ容量が足りなくなるケースが多いです。そのときには、メモリ増設を検討する必要があります。
まとめ
Windows 11へのアップグレードは必ずしもすぐに実施しなくてもよいため、情報を集めながらアップグレードを実施することがおすすめです。特に、システム要件を見ながら慎重にアップグレードを検討していきましょう。ただし、セキュリティ対策の強化等を考えるとWindows 11 が優れているため、できる限り早くアップグレードをする方針で進めていきましょう。
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