2022年3月25日Windows 11 にしてから動作が重くなった?原因や高速化する方法を解説
Windows 11 がリリースされ、中にはすでにアップグレードが完了した方もいるでしょう。しかし、Windows 11 に切り替えてからパソコンの動作が重くなった、という声も耳にします。そこで今回は、重くなる原因や高速化する方法を紹介します。
Windows 11 の動作が重くなった原因とは?
なぜ、Windows 11 に切り替えてから動作が重くなったのでしょうか?
主な原因は、Windows 10 と比べてWindows 11 のOSサイズが大きくなってしまったためです。Windows 11 は、今までよりもOSサイズが大きくなったため、推奨されるパソコンのスペックも異なっています。推奨スペックについては、下記の表をご覧ください。
Windows 11 | Windows 10 | |
プロセッサ | 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。 | 1 GHz 以上のプロセッサまたは SoC |
メモリ | 4 ギガバイト (GB)。 | 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット) |
ストレージ | 64 GB 以上の記憶装置 | 16 GB (32 ビット OS) または 20 GB (64 ビット OS) |
グラフィックスカード | DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応。 | DirectX 9 以上および WDDM 1.0 ドライバー |
ディスプレイ | 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ。 | 800 x 600 |
表から分かるとおり、Windows 11 では推奨スペックが向上しています。しかし、推奨スペックを満たしていないがWindows 11 を運用したいという方もいるでしょう。そこで次からは、Windows 11 を高速で使うための方法を解説します。
Windows 11 で高速化するための7つの方法
Windows 11 のアップグレードで動作が重くなったパソコンを高速化するためには、以下の方法があります。
- 1.PCの再起動
- 2.デスクトップの整理
- 3.電源プランの変更
- 4.ドライブの最適化
- 5.視覚効果とパフォーマンスの調整
- 6.メモリの増設
- 7.SSDでの運用
1.PCの再起動
まずは、動作が重いと感じたタイミングで再起動をすることがおすすめです。再起動をすることで、メモリやリソースの消費を初期化するため、まっさらな状態から使い始められます。再起動後、まだ動作が重い場合にはこれから紹介する方法を試していきましょう。
2.デスクトップの整理
デスクトップにファイルを大量に配置すると、パソコンの起動時に大きな負荷がかかって立ち上がりが遅くなってしまいます。不要なファイルはできる限り削除し、デスクトップ以外の場所に格納するようにしましょう。
3.電源プランの変更
電源プランを変更することによって、パソコンのパフォーマンスを向上できます。変更するためには、以下の手順で進めていきます。
「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「電源モード」を「バランス」から「最適なパフォーマンス」に変更
4.ドライブの最適化
ドライブを最適化するためには、「デフラグ」と呼ばれるツールを利用します。デフラグによって、ディスク内の無駄な容量を圧縮できます。デフラグを実行するためには、下記の手順で進めていきましょう。
「Windowsキー」を押下→「デフラグ」を入力→「ドライブのデフラグと最適化」をクリック→Cドライブを選択し、「最適化」をクリック
5.視覚効果とパフォーマンスの調整
Windows 11 では、視覚効果を活用してパソコン利用時の操作感を華やかにしています。しかし、これらの視覚効果はパソコンのリソースを消費するため、調整することで速度の向上につながるのです。調整するためには、下記の手順を参考にしてください。
「設定」→「アクセシビリティ」→「視覚効果」→「透明効果」と「アニメーション効果」をオフにする
6.メモリの増設
今までの方法で改善しないときには、スペック不足である可能性が高いためメモリの増設を検討しましょう。メモリは、パソコンのマニュアルを見れば機種ごとの交換方法が載っています。また、パソコンに搭載できるメモリの構成は機種ごとに異なるため、事前にどのメモリが適応するのかを調べておきましょう。
7.SSDでの運用
HDDを利用している方は、SSDに切り替えるのがおすすめです。OSはHDDやSSDにインストールされるため、SSDにすることで今までよりもパフォーマンスが向上します。
まとめ
Windows 11 は、Windows 10 に比べてメモリ消費量が多いため、動作が重くなるケースが多く見られます。動作が重くて悩んでいる方は、今回の記事を参考に対策していきましょう。
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