2022年3月18日Windows 11 とWindows 10 の違いは？新機能や削除された機能について解説

2021年10月5日よりWindows 11 がリリースされました。しかし、リリースされたばかりということもあり、使用中のPCでアップグレードをするか悩んでいる方も多いでしょう。そこで今回は、Windows 11 で追加された新機能や削除された機能を紹介していきます。是非、アップグレードをするかどうかの参考にしてください。

Windows 11 は、以前までのOSであるWindows 10 と比べて新たな機能が追加されました。以下は、新たに追加された機能です。

画面UIの変更

今まで比べて、画面UIが大きく変わりました。特に、スタートメニューが廃止され、画面中央部にタスクバーが配置されています。また、全体的に中央へアプリが集まっているため、すっきりした印象です。

スナップ機能

スナップ機能とは、画面のスクリーンショットのことです。Windows 11 では、現在開いている複数のウィンドウを自由に並べて、スクリーンショットを撮影できます。

Office製品との連携

Windows 11 では、Microsoftが提供しているコミュニケーションツール「Microsoft Teams」を手軽に起動できます。具体的には、タスクバーからチャットボタンをクリックすると、Microsoft Teamsのチャット画面が起動されるのです。会議タブをクリックすれば、即座にビデオ会議にも参加可能です。

Androidアプリの利用

Windows 11 では、AndroidアプリをWindows上で利用できるようになりました。今までは、WindowsのOS上でAndroidアプリを起動するために、エミュレータや仮想マシンの構築が必要でした。しかし、Windows 11 では、Amazonなどもアプリをアプリストアから購入して利用することも可能です。

Windows 11 には、そのほかにも細かな仕様変更も含めてさまざまな変化があります。しかし、その一方で削除された機能もあります。次からは、Windows 11 で使えなくなった機能を見ていきましょう。

Windows 11 になると、Windows 10 で利用できていた機能が一部使えなくなっています。具体的には、下記の機能です。

Internet Explorerの利用

Internet Explorerは、2022年6月15日でサポートを終了すると発表されており、Windows 11 でも利用できません。Windows 11 では、「Microsoft Edge」が標準のブラウザです。

コルタナ

コルタナとは、Windows 10 から搭載された機能で、利用のサポートをしてくれます。Windows 11 では、初回OS起動時に自動でコルタナが起動しなくなり、タスクバーにも表示がされません。

タスクバーの変更

Windows 11 では、タスクバーが中央下部に固定されてしまうため、自由な位置に調整できません、また、Windows 10 に搭載されていた「People」もタスクバーから削除されます。

タブレットモード

タブレットモードとは、タッチパネルのみでの操作を可能とする機能です。タブレットモード時には、マウスやキーボードといったインターフェイスが不要です。Windows 11 では、タブレットモードが廃止されます。

Windows 11には、これらの削除された機能がある一方で、今までと変わらずに利用できるものもあります。Windows 10 と同様に使える機能は、どのようなものがあるのでしょうか。

Windowsを開発したMicrosoftの発表によると、「Windows 11 はWindows 10 と同じ基盤上で動作しているため、毎月の品質更新プログラム（Quality Updates）は従来から変わらず管理・展開できる」と言っています。ただし、Windows 10 と比べて推奨されるシステム要件が大幅に増加するため、Windows 11 に向けてスペック増加が必要です。

Windows 11 は、Windows 10 と比べてベースとなる機能は変わらないものの、新たな機能追加や削除された機能があります。今回の記事を参考に、Windows 10 からWindows 11 へのアップグレードを検討しましょう。