2019年2月1日

第3回 保守パーツロジスティクスとは?

「5S活動に限界を感じている」企業担当者のために、部品管理の悩みを解決する手段の一つ「ロジスティクス」について、その必要性や合理性等を紹介する本連載。
第2回目では、物流拠点の重要性についてEC業界を例に解説しました。

第3回目となる今回は、EC以外の分野でも活躍する高度なロジスティクス網の一つ、「保守パーツロジスティクス」について解説していきたいと思います。

「保守パーツロジスティクス」とは?

保守パーツロジスティクスとは、稼働が止まると大きな支障が出てしまう機器・設備の保守パーツを迅速に届けるための物流網のことを指します。
「通信機器が急に故障し、業務がストップしてしまった」「検査に必要な医療機器が壊れ、必要な検査ができない」などの状況に陥った際にこの物流網を利用することで、被害を最小限に抑えることができます。

特に、高度な物流網を敷くことで、必要な部品を迅速に調達し、機器のダウンタイム(故障により稼働を停止している時間)を削減ができることが、保守パーツロジスティクスを利用する大きなメリットです。

コラム:高度な物流網を利用できる「3PL」サービス

保守パーツロジスティクスは、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)サービスの一つとして提供される高度な物流網です。
物流を第三者企業に委託する業務形態のことを3PLといい、自動車部品や医療機器、化粧品、輸入食品など、多くの業種で3PLが導入されています。

3PLを利用することで、「本来の業務に専念できる」「低コストで高品質な物流サービスを実現できる」「素早く柔軟な対応が可能」といったメリットを得られます。

ロジスティクスは、物流拠点とICTの力でより便利に・高速になる

「保守パーツロジスティクス」サービスでは、自社の倉庫ではなく、ロジスティクスサービスを提供する企業の倉庫(物流拠点)に保守パーツを保管します。
物流を専門とする企業の高度な物流拠点にパーツを保管しておけば、いざ必要になった際も慌ててパーツを探す必要はなく、すぐに必要なパーツを用意し、配送することができます。
配送も迅速に行うため、お客様を待たせる時間が短縮でき、よりお客さまに信頼してもらえるでしょう。

物流拠点でこのような迅速な対応を行える大きな要因として、ICTを活用している点が挙げられます。
ICTを活用することで、手作業によるミスやムダが減り、効率的な物流管理が行えます。

入出庫管理システム、在庫管理システムなどを利用すれば倉庫の管理を楽に行うことができますし、送り状の発行や配車などの配送に関わる業務もICTを利用すれば便利に行えます。
物流拠点とICTの力を借りれば、これまで人力で行ってきた業務を行わずに済むだけでなく、業務の質そのものが向上するのです。

「どこに何があるかわからない」から貴社ビジネスを解放します

NECフィールディングの「保守パーツロジスティクス・アウトソーシング」サービスは、全国約200ヵ所の倉庫を活用し、必要なパーツを必要な時に必要な分だけお届けする「Just in Time」のサービスです。
ICTを活用し、在庫状況・配送状況のリアルタイムな見える化が可能になっている他、コンタクトセンターとの連携や保守パーツ管理50年以上の経験で培ったノウハウで、ワンストップなサービスを提供します。

「自社倉庫で管理しているけれど、業務コスト・人件費がかかって仕方がない」「5S活動はもう限界」と感じる企業担当者さまからのお問い合わせをお待ちしております。

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