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2018年11月12日

第1回 「RPA」(Robotics Process Automation)とは? - 人の仕事をロボットが肩代わりする時代

近年、業務改善プロセスの一つとして、あちこちでその必要性を囁かれるようになったRPA。
「人件費やコストが削減できる」「ミスを防ぐことができる」といったメリットをよく聞きますが、一方で、「なんだか難しそう」「導入コストが高そう」といったイメージをお持ちの方もいるかと思います。

本シリーズでは、そんな今注目のITトレンドであるRPAについて一から解説を行います。
RPAを利用した業務改善に興味のある方は、ぜひ最後までご覧になってみてください。

なぜ今、RPAによる業務効率化が求められているのか?

RPAについて詳しくご紹介する前に、そもそも、なぜRPAという言葉が誕生し、注目されるようになったのか、その背景について説明したいと思います。

生産年齢人口の減少

日本は現在少子高齢化が進んでいます。
特に、労働力の中核をなす15歳以上65歳未満の総人口を指す「生産年齢人口」は1995年をピークに年々減少しており、今後も更なる減少が見込まれています。
参考:総務省|平成28年版 情報通信白書|人口減少社会の到来

そのため、これまでマンパワーで問題なく回してきた仕事も、今後は回していくことが難しくなっていきます。

競合優位性の確保

しかし、常に変化し、進化していくビジネスの世界で競合に勝ち、ビジネスを成功させるためには、少ない人員で効率良く仕事を回していかなければなりません。

競合優位性を確保するために、現在既に多くの企業でRPAを利用した業務効率化を図っています。
そのため、業務効率化を行わなければ相対的に他社よりも業務コストが増大することになり、競合に打ち勝つことが難しくなってしまいます。
逆に言えば、極限まで業務を効率化し、不要なコストをどんどん削減していけば、競合に勝ち自社のシェアを伸ばしていくことも可能になります。
コストの削減によりシェアを獲得した代表的な例としては、amazonが挙げられるでしょう。

amazonは、店舗での販売において当然だった流通や会計・人件費等の運営コストを削減する代わりに豊富な商品・サービスを提供することでシェアを伸ばしました。
これからの時代、競合に勝つためには、RPA等の力を借りた業務改善・不要コストの削減を積極的に行っていく必要があるのです。

AI時代のキーワード「RPA」(Robotic Process Automation)

では、そんな業務改善・コスト削減のキーワードとなる「RPA」とは、一体どんな概念なのでしょうか。

RPAは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略で、「ロボットによるプロセス(業務)の自動化」を表す言葉です。
ロボットというと、こちらの問いかけに返答やリアクションをする人型の機械を連想するかもしれませんが、RPAにおけるロボットは一般的に「ソフトウェアロボット」であり、下記のような仕事を、人間の指示を受けることなくこなします。

● 膨大な文書を読み込み、キーワードと思われる単語を抽出する
● Excelに格納された数値を、決まったルールでPowerpointの図表に配置する
● 画像化されたレシートを、交通費や交際費などの経費申請項目に紐づける

RPAは今の時代を象徴する技術である「AI」と深い関わりがあります。
RPAにはクラス1から3までの3つの段階があり、定型作業を自動化するものがクラス1、高度な技術により非定型業務の自動化や自律化を行うものがクラス2~3となっています。
このクラス2~3のRPAを行うために必要になるのが、言語や画像を解析し、適切な処理を自ら導き出し実行できるAIです。
AIを利用すれば、これまで人間にしかできなかった複雑な仕事も効率化することができ、企業の生産性向上に繋がります。

まとめ

生産年齢人口の減少により労働力が不足していく今後、競合に勝ち企業として生き残るためには、RPAを活用した業務効率化が必要になります。
高度なRPAを実現するために必要なのがAIです。RPAにAI技術を利用すれば、これまで人間にしか行えなかった高度な仕事も自動化することが可能になります。
その結果、業務の能率化が一気に進み、企業の生産性が大幅に高まります。

次回は、より実践的な内容として、「RPAに置き換えられるのはどんな業務か」を紹介・解説していきます。
次回もぜひご覧下さい。