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2018年9月5日第2回 インターネット接続の仕組みと、ネットが繋がらない時の対処法

前回は、ネットワークの仕組みとして、ネットワークには「LAN」と「WAN」の2種類があるということを紹介しました。
第2回となる今回は、インターネット接続の仕組みについてもう一歩踏み込んで解説しつつ、実際にインターネットが繋がらない障害が発生した場合、どう対処していけば良いのかを紹介します。

※本記事では、社内の通信にLANのみを用いているケースなどは対象外とし、最も多いトラブルケースである「インターネットに繋がらない場合」の原因を切り分ける考え方を紹介します。

LANとWANの組み合わせで実現する「インターネット接続」

インターネット接続は、LANとWANの組み合わせで実現します。
この接続の仕組みは、LANやWANという単語を用いると少し複雑に見えますが、実は私達が日々利用する電車の乗り換えや移動とよく似ています。

そのため、今回は「在来線」や「新幹線」といった馴染みのある言葉を使いながら、LANとWANがどのように繋がってインターネット接続ができているのかを解説していきたいと思います。

LANは限られた地域を運ぶ「在来線」

前回も紹介した通り、LANは社内など、狭い範囲をカバーするネットワークです。
インターネット接続をする際は、LANは個々のPCから、「ルーター」という機器までの情報通信を行います。
これは、電車に例えると在来線に近いイメージです。

在来線は新幹線と異なり、遠く離れた都市まで移動することはできませんが、限られた範囲内で便利に移動することができます。
同じように、LANも限られた範囲内で情報を便利に行き来させることができます。

WANは遠方同士をつなぐ「新幹線」

LANを「在来線」とするなら、WANは「新幹線」に近いネットワークです。

前回の記事で触れたように、WANは広い範囲をカバーするネットワークです(代表的なものに「インターネット」が存在します)。
WANは、ルーターから先へ情報を発信し、世界中と通信を行うことができます。
遠く離れたオフィスにも情報を届けることができるのはWANのおかげなのです。

「LANとWANによるインターネット接続」のイメージ

ここからは、よりわかりやすくインターネット接続のイメージを持っていただくために、「東京・新宿から大阪・梅田まで情報を届ける」という例を用いてインターネットが繋がる仕組みを説明していきたいと思います。

新宿から梅田までは、在来線と新幹線を乗り継ぐことで行くことができます。
もし私達が実際に電車を使って移動する場合、以下のようなステップで向かうことになるでしょう。

1.新宿から東京駅まで在来線を使って移動
2.東京駅で新幹線に乗り換え
3.新幹線で東京駅から新大阪駅まで向かう
4.新大阪駅で在来線に乗り換え
5.在来線を使い、新大阪駅から梅田へ向かう

実はインターネット接続も、これとよく似たステップで行われています。

インターネットを使って情報を届ける場合、まず発信地からLANを用いてルーターに情報を届け、そこからインターネット(WAN)に切り替えて目的地付近まで情報を運び、再びルーターを通してLANにネットワークを切り替えた後、LANを通して目的地に情報を届けることになります。
LANは在来線、WANは新幹線、ルーターは乗り換えの駅の役目をそれぞれ果たしているのです。

この文面だけでは少しわかりにくいかもしれませんが、下のように両者を表で比較してみると、よく似た構造であることがわかっていただけるかと思います。

 電車で移動する際のステップ
(新宿→梅田)
インターネットで情報を届ける際の
ステップ
1. 新宿から東京駅まで在来線を使って移動 発信地からエリア内にあるルーターまでLANで通信
2. 東京駅で新幹線に乗り換え ルーターを使い、WANにネットワークを切り替える
3. 新幹線で東京駅から新大阪駅まで向かう WANで発信エリアのルーターから目的のエリアのルーターまで情報を届ける
4. 新大阪駅で在来線に乗り換え 目的のエリアのルーターを使い、LANにネットワークを切り替える
5. 在来線を使い、新大阪駅から梅田へ向かう 目的のエリアのLANを使って目的地まで情報を運ぶ

インターネット接続の仕組みについて、何となくイメージできたでしょうか?

LANが利用でき、ルーターが役割を果たしてはじめてインターネットが接続できます。
逆に言えば、インターネットが接続できない場合、LANかルーターのどちらかに障害が発生している可能性が高いのです。

「インターネット接続ができない」障害が発生した場合どうすればいい?

では、実際に「インターネット接続ができない」障害が発生した場合、どのように対処していけば良いのでしょうか。

障害が発生した際は、原因がどこにあるのかを特定し、正しくアプローチすることが大切です。
原因を特定するために、まずは一度ルーターを確認してみましょう。

ルーターの中には、「LAN」「WAN」と書かれたランプが搭載されている機種があり、ランプの色や点灯しているかどうか等で問題箇所の特定ができる場合があります。
また、ルーターのマニュアルには問題が発生した際の対処法が書かれている場合があります。まずは手元にある機器やマニュアルを確認し、原因や対処法がわかる場合、それに従って復旧作業を行うようにしましょう。
復旧作業を行っても上手くいかない場合、または確認してみても原因や対処法がわからない場合は、ネットワークの管理会社に問い合わせる必要があります。
NECフィールディングの「ネットワーク統括保守サービス」を利用すれば、問題が起こった際の障害の切り分けや復旧について、迅速かつ正確なサポートを得ることができます。
また、事前に必要な機器の情報を預けておくことで、復旧時も機器の再設定に手間取ることなく、本来の業務に戻れます。
社内に専門の担当者がいない場合や、障害の発生や対応が不安な場合は、この「統括保守サービス」を利用するのもお勧めです。

次回は、LAN接続を支える技術として、私達が普段使う機会の多い「Wi-Fi」について、その定義や役割等を解説していきます。
次回もぜひご覧ください。