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2018年7月18日第2回「サーバとネットワーク」

IT業界外の方を対象に、ITビジネスのコア用語に親しんで頂けるよう、わかりやすく解説をしている「IT再入門」シリーズ。
前回は「サーバ編」第1弾として、「サーバとは何か?」ということについて解説を行いました。 サーバはコンピュータの一種であり、私たちが普段用いているPC(パーソナル・コンピュータ)と同じような機能を持つことを、ご理解いただけたかと思います。

今回は、「ネットワーク」と「サーバ」の関係性についてお伝えしていきます。

サーバが働くには、ネットワークへの接続が不可欠

前回、サーバの役割として「データの記憶」「サービス提供に必要な処理」を挙げ、私たちが日常で使うPCになぞらえることでそれらの処理について解説を行いました。
今回は第三の役割「ネットワークへの接続」を扱います。今回も前回と同様に 、PCとサーバを対比することで、サーバの働きについて理解してみましょう。

皆さんが普段PCを利用する際には、ネットワークへ接続して利用する場合と、接続せずに利用する場合があるかと思います。例えば下記のような活動を行なっているのではないでしょうか。

活動ネットワークへの接続
PC内のファイルを検索する 不要
インストールされているソフトウェアを利用する 不要
DVDディスクを読み込み、メディアプレーヤーで視聴する 不要
Webサイトを閲覧する 必要
メールサービスを使う 必要
電子書籍をダウンロードする 必要

ポイントは、PCはネットワークに接続しなくても便利に使うことができるが、ネットワークに接続すると出来ることの幅が広がるということです。

一方でサーバは、直接マウスやモニターを繋いで使うのではなく、ネットワークを通じて繋がった他のコンピュータからリクエストを受け、ファイルを受信したり、送信したり、必要な処理を提供することが役割のコンピュータです。

そのため、サーバはネットワークに接続していないと働くことができないという原則があります。

クライアントとサーバ - サービスを受ける側、提供する側

サーバがサービスを提供する先のコンピュータを、一般に「クライアント」と呼びます。それぞれのサーバの種類に対し、クライアントとしては下記が挙げられます。

サーバクライアント
Webサーバ Webサイトを閲覧している端末
メールサーバ メールサービスを利用している端末
プリントサーバ プリンタを利用している端末

クライアントはサーバに対してさまざまな「リクエスト」を送信し、サーバが行うべき仕事について知らせます。

リクエストの例

  • ・NECフィールディングのトップページを閲覧したい (Webサーバへのリクエスト)
  • ・「慰安旅行のお知らせ.docx」という文書を印刷したい(プリントサーバへのリクエスト)

そのため、サーバが提供するサービスを成立させるためには、クライアントとサーバの両方が、共通のネットワークに接続していなければならないことになります。

アップロードとダウンロード、それぞれの意味

ここまでで「クライアント」と「サーバ」というコンピュータ同士がネットワークによって繋がり、ユーザに必要機能を提供する図式について解説してきました。

本記事では最後に、「アップロード」「ダウンロード」という2つの言葉について解説します。
これら2つの用語は何気なく使う場面も多いですが、本来は「クライアント」と「サーバ」の関係性によって定義されます。

用語定義
アップロード クライアントからサーバへデータを送信すること
ダウンロード クライアントがサーバからデータを受信すること

ワンポイント

実はこの用語、電車の「上り」「下り」と同じ構造になっています。サーバをサービスの「中央」とみなしたとき、クライアントからデータを送ることを「アップ」(上り)、サーバからデータを送ることを「ダウン」(下り)と表現しているのですね。
ITと鉄道という異なる分野において、同じ構造の言葉が使われている興味深い例だといえます。

サーバを構築するにはどうすれば良いか?

ここまでの連載で、「サーバの働き」について見てきました。ネットワークを介した様々なサービスを利用する際、サーバが重要な存在であることをお分かりいただけたでしょうか。

皆さんの業務において、新たなサーバを作ること、すなわち「サーバの構築」が必要となることもあるかと思います。
次回はIT再入門「サーバ編」の締めくくりとして、NECフィールディングの実務でもある「サーバの構築」について、わかりやすくまとめていきます。