2021年11月11日Windows 10 の標準アプリを削除する方法
Windows 10 にはあらかじめインストールされている標準アプリがたくさんあります。しかし、そのほとんどをまったく使っていないという人も多いでしょう。しかも、標準アプリは削除しても良いものとダメなものが存在します。そこで今回は、標準アプリを削除する方法と、削除してはいけない標準アプリなどについて解説します。
Windows 10 の標準アプリは削除してもかまわない
Windows 10 には、たくさんの標準アプリがあらかじめインストールされています。あらかじめインストールされているアプリは、「スタート」メニューから「設定」→「アプリ」をクリックすることで確認することができます。
これらの標準アプリの中で、必要ないものは削除することができます。例えば、パソコン上でゲームをしないのであれば、「Microsoft Solitaire Collection」のようなゲーム関連のアプリは削除してかまいません。Microsoftの家庭用ゲーム機であるXboxを使っていないのであれば、Xbox関連の標準アプリも必要ないでしょう。3Dの作品を制作したり、プリントしたりすることがなければ、「3D Builder」や「Print 3D」などの3D関連の標準アプリも使用頻度が少ないかもしれません。
このように、不要な標準アプリを削除することでHDDの容量が空き、Windows 10 パソコンの動作が軽快になるほか、アプリ一覧がすっきりとして見やすくなります。
Windows 10 の標準アプリをそのまま削除する
Windows 10 の標準アプリはそのまま削除できるものと、「Windows Power Shell」というCUIを使わないと削除できないものがあります。
そのまま削除できるアプリの場合は、「スタート」メニューから「設定」→「アプリ」をクリックしてアプリの一覧を表示させます。次に、削除したいアプリのアイコンを選択すると、下部に「アンインストール」と表示されますので、そこをクリックするだけでアプリが削除されます。
削除できない標準アプリはWindows Power Shellを使って削除する
アプリのアイコンを選択しても「アンインストール」ボタンがグレー表示され選択できず、そのままでは削除できないアプリもあります。このようなアプリは先ほど紹介した「Windows Power Shell」にコマンドを入力することで削除できます。
「Windows Power Shell」は、「スタート」メニューの検索欄に「Power Shell」と入力し検索結果の「Windows Power Shell」をクリックすることで起動させます。
「Windows Power Shell」が起動したら画面が開きますので、その画面にアプリ削除のためのコマンドを入力します。代表的なコマンドは以下のとおりです。
「Microsoft Solitaire Collection」
Get-AppxPackage *MicrosoftSolitaireCollection* | remove-appxpackage
「Xbox Game Bar」
Get-AppxPackage *Microsoft.XboxGamingOverlay* | remove-appxpackage
「Xbox Live」
Get-AppxPackage *Microsoft.Xbox.TCUI* | remove-appxpackage
「カメラ」
Get-AppxPackage camera | Remove-AppxPackage
「Grooveミュージック」
get-appxpackage *Microsoft.ZuneMusic* | remove-appxpackage
「3D Builder」
Get-AppxPackage 3d | Remove-AppxPackage
「Print 3D」
Get-AppxPackage Microsoft.Print3D | remove-appxpackage
「3D ビューアー」
Get-AppxPackage Microsoft.Microsoft3DViewer | remove-appxpackage
誤って削除してしまった標準アプリを復活させるには?
標準アプリの中には、削除しないほうがいいものもあります。例えば、「メール/カレンダー」「Microsoft Storeエクスペリエンスホスト」「アプリインストーラー」「日本語ローカルエクスペリエンスパック」などは、削除しないほうがいい標準アプリの代表格です。特に、Windows 10 を日本語で表示させるための「日本語ローカルエクスペリエンスパック」は、削除してしまうとパソコン画面に日本語が表示されなくなってしまいます。
しかし、このような標準アプリを誤って削除してしまった場合でも、「Microsoft Store」からアプリを入手しインストールすることで復活ができます。
復活させるには、「スタート」メニューのすべてのアプリの中から「「Microsoft Store」を選択します。画面が表示されたら復活させたいアプリ名を画面上部の検索ボタンに入力します。復活させたいアプリを表示させたら「入手」をクリックすれば、アプリがダウンロードおよびインストールされます。
まとめ
Windows 10 にあらかじめインストールされている標準アプリのなかには、使わないアプリもあります。それらを削除することで、パソコンのHDD容量を軽くでき、アプリ一覧を見やすくすることができます。ただし、削除しないほうがいい標準アプリもあるので、削除する際には十分気を付けて行いましょう。
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