2021年3月30日Windows 10 のメモリ不足を解消するには?
Windows 10 に搭載しているメモリが不足すると、起動や動作が遅くなるほか、さまざまな問題が発生します。そこで今回は、メモリ不足かどうかの確認方法と、不足している場合の対処方法を紹介します。
Windows 10 のメモリが不足するとどうなる?
メモリが不足すると、起動するまでの時間が遅くなるだけでなく、起動した後もマウスのカーソルの動きやソフトの動作の反応が鈍くなったりします。
また、複数のソフトを起動させるなどして使用メモリが限界に達するとフリーズして再起動しなければならない、といったケースもあります。最悪、Windows 10 がクラッシュしてしまうことも考えられるので注意しましょう。
Windows 10 がメモリ不足かどうか確認する
Windows 10 に搭載しているメモリが不足しているのかどうかを確認するためには、まず今の状況を知る必要があります。
搭載メモリの確認方法
搭載メモリ数と使用メモリ数は、以下の手順で確認します。
「スタートメニュー」を右クリック→表示されたメニューの中の「タスクマネージャー」をクリック→「パフォーマンス」タブをクリック→表示された画面内の「メモリ」をクリックすると、利用可能な搭載メモリ数と使用中のメモリ数が表示
右側に表示されている「メモリ」の使用量が100%に近づけば近づくほどメモリ不足になっています。
Windows 10 でメモリ不足が起こっている原因
Windows 10 でメモリ不足が起こっている原因は、いくつか理由があります。
ソフトをいくつも起動したまま
ひとつのソフトを起動すると、ソフトを動かすためのメモリを使用します。そのため、多くのソフトを起動したまま閉じていないで操作していると、メモリ不足が生じます。特に動画を再生したり、画像を編集したりするようなソフトは多くのメモリを使用するので、注意が必要です。
搭載メモリ数がパソコンの利用用途に合っていない
パソコンの利用用途と搭載メモリ数が合っていないことも、メモリ不足が起こる原因です。
例えば、メールを送受信やブラウザを立ち上げてWebサイトを閲覧する程度では、あまり多くのメモリを必要としません。しかし、グラフィックが多用されているオンラインゲームをするような場合には多くのメモリを使用します。同様に、動画の編集を行ったり、CADを使用して図面設計したりするような作業にも多くのメモリが使用されます。
用途によって、最適なメモリ数を搭載しているパソコンを選びましょう。
搭載しているハードディスクやSSDの空き容量が少ない
ハードディスクやSSDの空き容量が不足すると、多くのメモリが使用されます。
また、パソコンに周辺機器を接続していると、それだけでメモリが使用されています。例えば、プリンターや外付けハードディスクなど、パソコンに多くの周辺機器を接続しているだけでメモリが不足してしまうこともあります。
Windows 10 のメモリ不足を解消する方法
Windows 10 のメモリ不足は、簡単な方法で解消できます。
使っていないソフトはこまめに終了する
起動したままで使っていないソフトは、こまめに終了するように心がけましょう。また、ブラウザでWebページを閲覧するために複数のタブを開いているとメモリが使用されます。見ないWebページのタブを消すことでも、メモリ消費を減らすことができます。
不要なソフトは削除する
使わないソフトがたくさんあると、多くのメモリが使用されてしまいます。不要なソフトは削除しましょう。
デフラグを実行する
パソコンを使い続けていると、ハードディスクに保存してあるデータが散らかっていき、メモリの使用量も多くなっていきます。そういったデータを整理して、メモリの使用量を少なくする作業のことを「デフラグ」といいます。
Windows 10 では、下記の手順でデフラグを行うことができます。
Windows 10 の左下に表示されている検索ボックスに「コントロールパネル」と入力→表示されたメニューの「システムとセキュリティ」をクリック→「管理ツール」下の「ドライブのデフラグと最適化」をクリック→表示されたダイアログで「最適化」をクリック
パソコンの動きが気になった時などに、チェックしてみると良いでしょう。
まとめ
Windows 10 のメモリが不足したままでいると、パソコンの動作が遅くなって作業効率に影響がでるだけでなく、フリーズやクラッシュを起こして作成途中のファイルがなくなることもあります。快適に使い続けていくためにも、メモリ不足は解消しておきましょう。
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