メニュー

2021年1月5日Windows 10 LTSBとは?SACやLTSCとの違いも解説

Windows 10 でCDを取り込みたい!疑問・トラブルの解消法も解説

Windows 10 LTSBは聞き慣れない方も多いかもしれません。今回はWindows 10 のサービス チャネルという概念を説明した上で、LTSBの特徴やアップデート時期、LTSCとの違いやLTSBを導入する際に注意すべき課題などを詳しく解説します。

Windows 10 のサービス チャネルとは?

LTSBとは何かを説明する前に、Windows 10 の2種類のサービス チャネルについて知っておきましょう。

Windows 10 は、半期チャネルと長期サービス チャネルに分類されます。半期チャネルは年に2回のペースで最新バージョンがリリースされ、通称「SAC(Semi-Annual Channel)」と呼ばれます。一般的に使われるWindows 10 (Home・Pro・Education・Enterprise)はSACに分類されます。

長期サービス チャネルは、特殊な用途のシステムが稼働する環境向けに、機能の更新を2~3年に1回の頻度に減らしたWindowsのサービス チャネルです。LTSC(Long-Term Serving Channel)と呼ばれます。

Windows 10 LTSBとは?

LTSB(Long-Term Servicing Branch)は、長期サービス チャネルのバージョンの一つです。2018年に公開されたバージョンより、LTSC(長期サービス チャネル)に名称変更しました。

2016年に提供されたバージョンがLTSBとしては最新であり最後ですが、2026年10月13日にサポート期間が終了するまで使用できます。

LTSBの特徴

LTSBはSAC(半期チャネル)のような、頻繁な機能更新が行われません。

なお、SACの中でCB(Current Branch)にカテゴライズされるWindows 10 Homeの場合、最新機能の提供が始まると、順次パソコンにインストールされます。CBB(Current Branch for Business)にはWindows 10 ProとEnterpriseが分類され、一定期間は最新機能へのアップデートを延期できますが、いずれはインストールしなくてはなりません。

対するLTSBは、最新機能をインストールしないという選択も可能です。セキュリティ関連の更新プログラムのみ定期的にインストールできますが、これも延期を選択できるという特徴があります。

また、SACで提供される機能の一部、例えばCortanaやOfficeはLTSBでは提供されません。

LTSBが使用される環境

LTSBは頻繁な機能更新が行われないので、アップデートによる不具合が起きにくくなると期待されています。そのため、医療機関のシステム、銀行のATM、POS、工場での制御用の端末など、安定稼働が重要なシステムに使われることが多いです。

LTSBのサポート期間

半期チャネルのWindows 10 の場合、リリース後のサポート期間は18カ月間であるのに対し、LTSBのサポート期間は10年間と長いです。LTSBはメインストリームサポートと延長サポートがそれぞれ5年ほど提供されます。

LTSBのアップデート時期

LTSBは2、3年ごとに新バージョンが提供されます。初代のWindows 10 LTSBであるバージョン 1507は2015年7月29日に、2代目で「LTSB 2016」と呼ばれるバージョン 1607は、2016年8月2日にリリースされました。

LTSBからLTSCへ

次世代のバージョン 1809は、2018年11月13日にLTSC(Long-Term Servicing Chanel)としてリリースされました。1809以降のバージョンはLTSCとして提供されます。

Windows 10 LTSBやLTSCの課題とは?

ここからは、頻繁な機能更新を行わない長期サービス チャネル特有の課題点を解説します。

ハードウエアと最新機能との互換性

古いLTSBで使用していたハードウエアと、最新のLTSCや更新プログラムとの互換性がネックです。通常、最新の更新プログラムがリリースされた時点のハードウエアがサポート対象となりますが、古いLTSBは最新のハードウエア用のセキュリティ更新プログラムのサポート対象外となる可能性があります。

OSの長期利用により古いハードウエアの修理が困難に

10年間LTSBやLTSCをバージョンアップせずに同じハードウエアを使い続けた場合、ハードウエアが古くなりメーカー側の在庫切れとなる可能性も。ハードウエアの修理が必要になった場合に、本体や部品の在庫切れによって修理できないリスクがあります。

ハードウエアが古くバージョンアップできない

10年のサポート期間が終了した時点で、最新のバージョンと使用中のハードウエアの互換性がないために、新しいLTSB・LTSCにアップグレードできないケースも考えられます。新しいバージョンをインストールするためには、マシンの買い替えが必要になるかもしれません。

クライアントPCへのインストールは推奨されない

MicrosoftはすべてのクライアントPCへのLTSB・LTSCのインストールを想定していません。ATM、POS、医療系システムなどの特殊な用途に限定すべきとしています。

まとめ

OSとハードウエアの互換性などの課題はあるものの、システムを止められない特殊な環境では、長期のサポート期間や機能更新のインストールが強制ではないWindows 10 LTSBやLTSCは解決策の一つとなるでしょう。

なお、長期サービス チャネルからSACへの変更は、Windows 10 Enterpriseにアップグレードすれば可能です。

お客さまのさまざまな課題を解決してきた
NECフィールディングまでご相談ください。

具体的な検討段階でなくても構いません。
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ

Copyright © NEC Fielding, Ltd, 2021. All rights reserved.