2020年11月2日Windows 10 のごみ箱を表示したい!カスタマイズ方法も解説
Windows 10 のデスクトップにごみ箱が表示されなくなって、不便だと思ったことはありませんか?逆に、デスクトップにごみ箱があっても、不要になったファイルを移動するのが面倒だと感じるケースもあると思います。
そこで今回は、ごみ箱の表示設定やデータの削除が簡単にできるカスタマイズ方法を解説します。
Windows 10 の設定でごみ箱の表示・非表示を切り替える
デスクトップにごみ箱を表示させる方法や、ごみ箱のアイコン表示は要らないという方向けに非表示にする方法を紹介します。
デスクトップに表示する方法
Windows 10 のデスクトップにごみ箱を表示させるには、以下の手順で設定します。
- ①「Windows」キーを右クリック→「設定」→「個人用設定」→「テーマ」→「デスクトップ アイコンの設定」
- ②「デスクトップ アイコンの設定」で「ごみ箱」にチェックを入れて、「適用」か「OK」を押す
デスクトップで非表示にする方法
- ①の「デスクトップ アイコンの設定」で「ごみ箱」のチェックを外すと、ごみ箱のアイコン表示をオフにできます。
デスクトップにごみ箱が表示されない原因と対処方法
設定でごみ箱のアイコン表示を有効にしているのに、デスクトップにごみ箱が見当たらない場合は、ほかの原因が考えられます。それぞれの原因と対処法を見てみましょう。
原因1:タブレットモードで操作していた
Windows 10 には「デスクトップモード」と「タブレットモード」があります。デスクトップモードは従来のパソコンのディスプレイ表示です。
一方のタブレットモードは、多くのパソコンに導入されているタッチパネル操作に最適化されたディスプレイ表示です。Windows 10 でタブレットモードを選択すると、デスクトップ画面自体が表示されず、ごみ箱などデスクトップにあったアイコンももちろん表示されません。
下記の手順でタブレットモードを解除して、デスクトップモードに戻せます。
- ①タスクバー右端の吹き出しアイコンをクリックして「アクションセンター」を呼び出す
- ②「タブレット モード」をクリックしてオフにする
原因2:デスクトップアイコンが非表示だった
「デスクトップ アイコンの表示」がオフになっていると、デスクトップ上のすべてのアイコンが表示されません。デスクトップアイコンを表示させるには、デスクトップ上で右クリックして「表示」→「デスクトップ アイコンの表示」の順にクリックします。
ごみ箱をカスタマイズするWindows 10 テクニック
ごみ箱のアイコンはデスクトップにあるため、データを削除する度に画面をデスクトップに切り替えるのが手間だと感じるケースもあるかもしれません。そこで、ごみ箱をカスタマイズして簡単にアクセスできる方法を解説します。
エクスプローラーのクイックアクセスに追加する
ごみ箱をエクスプローラーの「クイック アクセス」に追加しておけば、エクスプローラーのウィンドウ内でドラッグ&ドロップしてファイルをごみ箱に移動できます。
- ①エクスプローラーのアドレスバーに「ごみ箱」と入力、「Enter」キーを押してごみ箱をエクスプローラーで表示する
- ②「クイック アクセス」を右クリック→「現在のフォルダーをクイック アクセスにピン留め」を選択
「削除」メニューやショートカットキーを使う
ごみ箱へのドラッグ&ドロップ以外にも、ファイルを削除する方法があります。1つ目は「削除」メニューです。ごみ箱に移動したいファイルを右クリックして、メニューから「削除」を選択します。
もう1つの方法がファイルを削除するショートカットキーの活用です。削除したいファイルを選択して「Ctrl+D」を押します。
削除する前に確認メッセージを表示させる
デフォルトの設定では、ファイルをごみ箱にドラッグ&ドロップしたり、削除メニューやショートカットキーで削除したりする際の確認画面は表示されません。この表示を有効にしたい場合は、以下の設定が必要です。
- ①デスクトップにごみ箱アイコンがある場合は、アイコンを右クリック(もしくはクイック アクセスかスタートメニュー上のごみ箱を右クリック)して、「プロパティ」を選択
- ②「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れて、「OK」か「適用」を押す
確認メッセージの表示をオンにすると、ファイルを削除する度にメッセージが表示されます。毎回確認したい場合には有効な手段ですが、頻繁にメッセージが表示されるため、お好みに応じて設定してみてください。
ごみ箱の最大容量を設定する
ハードディスクの空き容量が気になる方は、ごみ箱の最大サイズをカスタマイズしておきましょう。
- ①デスクトップのごみ箱アイコンを右クリックしてプロパティを表示
- ②「選択した場所の設定」で「カスタム サイズ」を選択
- ③最大ファイルサイズを変更(単位はMB)
- ④「OK」か「適用」を押す
ごみ箱に入ったファイルを即削除する
通常はごみ箱に移動したファイルは、完全に削除しない限りごみ箱に残ります。この設定を変えて、ごみ箱にファイルを移動した時点で消去する方法を紹介します。
- ①ごみ箱のプロパティの「選択した場所の設定」で「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選択
- ②「OK」か「適用」を押す
ごみ箱を一定期間でクリーンアップする
Windows 10の「ストレージ センサー」を活用すると、ごみ箱に入れてから指定した期間を過ぎたファイルを自動的に削除してくれます。ストレージ センサーの設定方法は以下の通りです。
- ①「設定」→「システム」→「記憶域(またはストレージ)」
※Windows 10 のバージョンによって「記憶域」か「ストレージ」と表記が異なります - ②オン/オフの切り替えボタンの下にある「ストレージ センサーを構成するか、今すぐ実行する」をクリック
- ③「ストレージ センサー」をオンに切り替え
- ④「一時ファイル」の「アプリで使用されていない一時ファイルを削除します」にチェック
- ⑤プルダウンメニューで期間を指定(許可しない・1日・30日・60日から選択)
まとめ
ごみ箱の表示設定やごみ箱のカスタマイズによって、作業効率アップが見込めます。また、ごみ箱の表示方法で紹介した「デスクトップ アイコンの設定」は、PC(Windows 7 までのマイコンピューター)やコントロールパネルにも適用できます。Windows 7 や 8 のようにデスクトップに「PC」や「マイコンピューター」を表示させたい場合は、この方法を活用してみてください。
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