2020年3月17日Windows 10 のタッチパネルに発生するトラブルの解決法
Windows 10 にはタッチパネル機能が搭載されており、ノートPCの液晶画面に触るだけで操作できるようになっています。しかしマウスとキーボードを使ってノートPCを操作している場合には、タッチパネル機能が誤操作の原因になる可能性もあります。
今回はWindows 10 のタッチパネルで発生するトラブルの事例とその解決方法を紹介します。
Windows 10 のタッチパネルとは?
Windows OSには、Windows 7 以降、タッチパネル機能が搭載されています。このタッチパネル機能はもちろんWindows 10 にも搭載されています。
タッチパネルで出来ること
タッチパネル機能を使うと、マウスやキーボードなどの入力装置を使わなくてもスマートフォンのようにWindows 10 を操作できます。
PCの液晶画面を触るだけでWindows 10 の操作がすべて出来るようになるので、キーボードを取り外したり、360度回転させたりしてタブレットPCとしても使える「2in1PC」と呼ばれるノートPCやタブレットPCを使っているときには便利な機能です。
タッチパネルの操作方法
タッチパネルの操作方法は、「タップ」や「長押し」「ピンチ」「スクロール」など、スマートフォンやタブレットと基本的には同じです。そのため、操作方法もすぐに覚えることができるでしょう。
タッチパネル機能が邪魔なときは?
2in1 PCやタブレットPCにキーボードやマウスを接続して、通常のノートPCのように操作している人も多くいます。
しかし、ノートPCのようにWindows 10 を使用しているとタッチパネル機能が邪魔になることがあります。例えば、何かの拍子で液晶画面を触ってしまい、意図しない機能やアプリケーションが起動してしまうというような場合です。
タッチパネル機能を無効にする
タッチパネル機能は以下の操作で無効にできます。
「スタート」ボタンを右クリック→表示されるメニューから「デバイスマネージャー」をクリック→メニューの中から「ヒューマン インターフェイス デバイス」の左側に表示されている「>」をクリック→「HID準拠タッチスクリーン」を右クリック→表示されたメニューで「デバイスを無効にする」をクリック
タッチパネルが反応しないときは?
逆に、タッチパネル機能を利用したいのに、液晶画面を触っても急にタッチパネルが反応しなくなることもあります。
PCを再起動
なんらかの問題が発生しているのであれば、PCを再起動するだけでタッチパネル機能が正常に戻る場合があります。
それでも元に戻らない場合は、PCに接続している周辺機器によりタッチパネルの動作が不安定になっている可能性が考えられます。周辺機器を取り外してからPCを再起動してみましょう。
BIOSの初期化
ハードウェアの基本的な設定やPCに接続しているマウスやキーボード、外付けハードディスクなどの機器を管理している「BIOS」設定が、タッチパネルの動作に影響を与える場合もあります。
BIOS設定を初期化して、タッチパネルが反応するか確認しましょう。
システムの復元
ここまで試してもタッチパネル機能が回復しないときには、タッチパネルが反応しなくなる前の復元ポイントに戻すことで動作が元に戻ることがあります。
PCの再セットアップ
ここまでの対処方法を試みてもタッチパネル機能が有効にならないときは、最終手段としてPCの再セットアップがあります。
ただし、再セットアップをすると保存しているデータや設定が削除されることもありますので、必ず大事なデータをバックアップしてから実行しましょう。
まとめ
PCの液晶画面に直接触れるだけでWindows 10 の操作ができるタッチパネル機能は、2in1 PCやタブレットPCを使っていると便利に感じられます。しかし、キーボードとマウスを使って通常のPCのように2in1PCやタブレットPCを操作している場合には、誤操作の可能性もあるのでタッチパネル機能を無効にしておくのがおすすめです。