2019年11月15日Windows 10 を快適に使うチューニング方法
PCを使っていて、動作が遅いと感じた経験をされたことはありませんか。
Windows 10 には、自分の使用方法に合わせて動作を最適化する機能があります。今回は、Windows 10 を快適に使うためのチューニング方法について紹介します。
Windows 10 のチューニングとは
Windows 10 の動作が遅くなる原因にはいくつかのパターンがあります。今のシステムの状況を調べて、適宜システム設定を変更すると、これらの原因を取り除けることがあります。
動作を遅くする原因
原因として、バックグラウンドでのアプリの起動があげられます。Windowsは複数のアプリを同時に動かせるマルチタスク機能が特徴ですが、知らないうちに裏でアプリが動いていることがあります。また、ウイルス対策などのセキュリティソフトもバックグラウンドで動くアプリの代表格です。
チューニング方法は?
チューニング方法にはおおむね次の3つの方法があります。
- ・スタートアップアプリを見直して、自動的に立ち上がるアプリを制限する
- ・アプリごとにバックグラウンドでの動作の可否を設定する
- ・セキュリティソフトの設定を見直す
バックグラウンドアプリを停止する
バックグラウンドアプリは、不要だと判断がつく場合は止めておくようにしましょう。止めないほうが良いアプリは、SNSやメーラーなどのプッシュ通知が欲しいものと、セキュリティ関連のアプリです。
バックグラウンドアプリの設定方法
バックグラウンドアプリは以下の操作で停止できます。
「Windowsの設定」→「プライバシー」→「バックグラウンドアプリ」
「アプリのバックグラウンド実行を許可する」をオフにすると全てのアプリがバックグラウンドで動作できなくなります。
バックグラウンドアプリの動作状況は、タスクマネージャーで確認できます。タスクマネージャーの「アプリケーション」のタグで動作しているアプリを確認できます。
OSの動作に関連しているプロセスもありますので、目的がわからないまま不用意に「プロセスの終了」を選ばないようにしてください。
スタートアップの見直し
スタートアップアプリとは、PC起動時に自動的に実行されるアプリです。インストールした際に自動的にスタートアップに登録されるアプリがありますが、不要であればスタートアップから削除しましょう。
スタートアップアプリの設定方法
設定は以下の手順で操作して下さい。
「Windowsの設定」→「アプリ」→「スタートアップ」
スタートアップに登録されているアプリが表示されるため、起動が不要なアプリはオフにします。
セキュリティソフトの見直し
セキュリティソフトはバックグラウンドで動作するアプリの代表格ですが、停止してはいけません。ただし、設定を見直して効率よく働かせることは可能です。
セキュリティソフト見直しのポイント
セキュリティソフトはファイルのスキャンを行いウイルスの有無を判定します。しかし、Windowsのシステムファイルや前回のスキャン後から変更されていないファイルまでスキャンする必要はありません。
設定方法はセキュリティソフトの種類によって変わりますので見直しのポイントを紹介します。
・信頼性の高いファイルは検索から除外する
Microsoftがウイルス検索除外を行う際のファイルを公開しています。ただし、これを推奨している訳では無く、リスクは高くなるとも警告しているので注意してください。
リストは以下のサイトを参照してください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/822158/virus-scanning-recommendations-for-enterprise-computers-that-are-runni
主に、自動更新関連、Windowsセキュリティファイル、グループポリシー、Active Directory関連などの機能です。
・不要な機能を停止する
PCの使用環境に応じて判断が必要ですが、高機能なセキュリティアプリを使用している場合、不要な機能が含まれている場合があります。
・二重の機能を停止する
サードパーティ製アプリを利用している場合、Windows 10 のDefenderと機能が重複している場合があります。
まとめ
Windows 10 はとても高機能化している半面、利用していない、もしくは高機能すぎて全体の効率を落としている機能もあります。自分の用途に応じてチューニングすると、より快適に利用できます。