2019年10月24日作業効率を上げるデュアルモニターの導入方法
皆さんのPC環境はどのようなものでしょうか。最近はディスプレイが安くなり、PCの性能も向上しているため、デュアルモニター環境導入のハードルが下がっています。
今回は、作業効率を上げるためのデュアルモニター導入方法や便利な使い方などについて紹介します。
デュアルモニターとは
一台のPCに複数のモニターを接続した環境をマルチモニター、なかでも2台つなげたものをデュアルモニターと呼びます。デュアルモニターでは2台のモニターに同じ画像を表示する事も、2台を縦や横に並べ1台の大きなモニターのように画像をつなげて表示する事もできます。
デュアルモニターのメリット
・大きな表示領域を確保する
どちらかに参照元の資料を表示させ、もう一方に作成中のドキュメントを表示させるなどの使い方があります。
ペーパーレス環境を充実させるためには、多くの資料を机の上に並べるように、広い画面スペースに複数の資料を並べて表示できる閲覧性の高さが効果的です。
・ノートパソコンなどの狭い画面を拡張する
携帯性に優れたノートパソコンも、表示領域の狭さはマイナスポイントです。外出時は小さく携帯性に優れるメリットを生かし、事務所に帰ったらデスクトップの大型モニターに接続し、デュアルモニター環境で作業効率アップといった使い方も便利です。
・プロジェクタや大型テレビでプレゼンに
プレゼンなどの際にプロジェクタや大型テレビに接続してPCの資料を表示するのもデュアルモニターの一種です。PCと同じ情報を表示する事も、プロジェクタ側にプレゼン資料、PC側にシナリオを表示させるなど自由に使い分けができます。
デュアルモニターの導入方法
デュアルモニターの導入方法を紹介します。
デュアルモニターが使えるPCは
・PCの確認
デュアルモニターを導入するにはPCにモニター出力端子が2個以上必要です。PCによってどのような出力端子が何個ついているのかは異なるので事前に確認しましょう。
・モニターの確認
PCとモニターの接続には複数の方式が有り、端子の形状が異なります。主な端子形状だけでもVGA(D-SUB)、DVI-D、DBI-I、HDMI、Mini HDMI、Display Port、Mini Display Portといった方式があります。PCとモニターの端子形状が異なる場合も、変換アダプタを利用すれば接続できます。
・拡張も可能
PCにモニター出力が1個しかない場合は拡張も可能です。一つはGPUを増設する方法、もう一つはUSB変換アダプタを利用する方法です。USBであれば、端子のついていないPCはほとんどないため手軽に増設できるでしょう。
デュアルモニターの接続方法
2台目のモニターを接続する方法は、PCの空いているモニター出力端子と2台目のモニターの入力端子を繋ぐだけです。モニターの電源接続も忘れないように注意しましょう。
Windows 10 のデュアルモニターの設定方法
Windows 10 からデュアルモニターを使用する際の設定について紹介します。
表示設定
デュアルディスプレイの表示方法を選択する際は「ウィンドウズキー+P」を押してください。
「PC画面のみ」を選択するとメインモニターのみ表示します。
「複製」はメイン、サブのモニターが同じ表示となります。
「拡張」は2台のモニターを、一つの大きなモニターとして扱います。
「セカンドスクリーンのみ」はサブモニターのみ表示します。
詳細設定はディスプレイのカスタマイズから
デュアルディスプレイの設定画面は、デスクトップの何もない場所を右クリックし、「ディスプレイの設定」で表示されます。ディスプレイのメイン、サブの切り替え、ディスプレイの並び、解像度、縦置き、横置きなど、細かな設定ができます。
まとめ
多くの資料が電子化されると、紙の書類をデスクに並べて閲覧していたように、広いモニター上に多くの資料を並べたくなります。1枚の狭いモニターに小さく並べたり、重ねて表示したりするのではなかなか能率が上がらずストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
リースアップした古いモニターなどの再利用でも十分役に立ちますので、一度ご検討をおすすめします。