2019年7月18日Windows 10 でフリーズしたら?確認したい原因と対処法を紹介
PCで作業をしていると、マウスカーソルが動かなくなる、入力した文字が画面に反映されなくなるなど、PCの動作が停止(フリーズ)してしまうことがあります。忙しい時にPCがフリーズして、作業の中断を余儀なくされた方は多いのではないでしょうか。ここでは、PCがフリーズした際の症状から原因を切り分け、よくあるフリーズの原因については解決方法を紹介します。
フリーズする原因の切り分け
PCがフリーズする原因はいくつか考えられます。適切な対処を行うためには、その症状から原因を切り分けてみる事が大切です。
PCがフリーズする際のよくある症状と原因
PCがフリーズする原因となりやすい状況には次のようなものがあります。
- ・マウスカーソルが画面から消える、文字入力が受け付けない⇒PCのスペック不足(特にメモリ不足)
- ・マウスカーソルが動かない⇒マウスやキーボードの故障
- ・ソフト/アプリのインストール後にフリーズ⇒ソフト/アプリの不具合
- ・PC立ち上げ直後にフリーズ、突然PCがフリーズ⇒ハードディスクの破損等
フリーズ後に試してみたい対処法
フリーズが発生してしまったときの対処としては次の方法を試してください。
①まずは待つのが大事
PCのフリーズの原因のうち、もっともよく起きるのはPCのスペック不足などによるアプリのフリーズです。これは処理に時間がかかっているケースのため、待っていると動き出すこともあります。できれば30分程度放置してみましょう。強制的に電源を落としてしまうと、また別の問題が起きる可能性もあります。対処方法の最初の手順として、まずは待ってみることを意識してください。
②タスクマネージャーで稼働アプリを停止
特定のアプリが原因でフリーズしている場合は、アプリを終了させると復帰する場合が有ります。ウインドウの「×」ボタンが効かない場合は、タスクマネージャーからアプリを終了させます。
- ・タスクマネージャーを開く
- ・「プロセス」タブからCPUとメモリの使用量が高いアプリを確認
- ・負荷をかけているアプリケーションを終了させる
③再起動する
特定のアプリが原因の場合、通常の再起動や「Ctrl+Alt+Del」からの再起動が可能です。しばらく待ってもフリーズから復帰しない場合はPCを再起動してみましょう。データが破損する可能性があるため、強制的なシャットダウンや再起動は最後の手段です。
クリーンブートやセーフモードであれば、アプリやデバイスの不具合によるフリーズを回避できる場合があるため、原因調査時に有効です。セーフブートで問題無くPCが起動した場合は、アプリやデバイスの破損を疑ってみましょう。
フリーズから復帰した後に、動作がもたつく場合も再起動すると回復する場合がある。
フリーズさせないための対策
フリーズが発生した場合、根本対策をしないと何度も頻発してしまう可能性があります。フリーズを発生させないための対策としては次の方法があります。
①ディスクエラーチェック
HDDやSSDなどストレージの不具合の場合はディスクエラーチェックを行うことでエラー個所の修復が可能です。
②アプリの再インストール
特定のアプリの不調の場合は再インストールが必要です。アプリ自体にバグが含まれている可能性もあるため、メーカー情報も確認し、最新版をインストールしましょう。
③メモリの増設
特定のアプリが原因でフリーズする場合、PCのスペックが不足している場合があります。負荷の高いアプリや大容量のデータを扱う場合はRAMの増設で改善するケースもあります。
PCを次のように使用している場合、RAM不足となりやすいので注意しましょう。
- ・ブラウザでタブを複数も開く
- ・Excelで数万行もあるデータを開く
- ・多ページに渡るPDFや画像や動画を大量に含むドキュメントを編集する
など
④ハードウェアの交換
マウスやキーボードなど、入力機器が故障していると、フリーズしていると勘違いしてしまう場合が有ります。また、周辺機器の設備故障やドライバソフトのエラーでもフリーズが発生します。故障が疑われる場合は新しいものに交換してみましょう。
まとめ
PCのフリーズにはソフトウェアもしくはハードウェアの不具合による場合と、PCへの負荷が高すぎる場合があります。フリーズしてしまい、その後の対処方法でファイルやシステムが破損してしまわないよう、それぞれの症状から原因を切り分けて適切な対処を行うよう心がけましょう。