2019年7月11日Windows 10 画面録画の方法。動画の情報共有で効率化
Windows 10 には、静止画での画面キャプチャに加え、動画での録画機能が標準機能として搭載されています。静止画よりも情報量の多い動画を活用することで、どのような利便性の向上が図れるかについて紹介します。
Windows 10 で画面録画する方法
まずはWindows 10 で、画面を動画で録画する方法について紹介します
録画はGame DVR を使う
Windows 10 には、「Game DVR 」と言う録画機能が標準装備されています。ゲームのプレイ動画を録画するための機能ですが、ゲーム以外のアプリ画面も録画できますので、仕事用のアプリ画面の録画などにも利用可能です。
Game DVR の特徴
Game DVR の録画機能の主な特徴は次のとおりです。
- ・録画はウインドウ単位で録画(全画面録画や複数ウインドウの同時録画はできない)
- ・録画時間は最長2時間まで
- ・マイクのついたPCであれば、音声も録音可能。(アプリ内の効果音などはマイクが無くても録音可能)
- ・動画形式はMP4
- ・音声コーデックはAAC、最高音質は192kbps
- ・映像コーデックはH.264のみ
- ・スクリーンショット(静止画)も撮れる
Game DVR の使い方
続いて、Game DVR の基本的な使い方について紹介します。
録画方法
Game DVR を用いた画面録画はとても簡単です。
- ・ショートカットキー「Windowsキー+G」を押す
- ・「ゲームバーを開きますか?」と言うメッセージが表示されるため、「はい、これをゲームとして記憶します。」のチェックボックスをチェックする。
- ・ゲームバーが表示されるため、赤丸のアイコンをクリックする
以上の操作で、アクティベートされたウインドウの録画が始まります。「Windowsキー+Alt+G」を押すと、1ステップで録画が始まります。
録画が開始されるとゲームバーの赤丸ボタンが四角に変わり、録画時間が表示されます。停止するには四角ボタンをクリックします。
保存先は?
録画を終了するとゲームバーも閉じてしまい、一見どこに動画データが保存されたからわかりませんが、録画終了と同時に保存は自動的に行われます。デフォルトの保存先は「ビデオ」>「キャプチャ」フォルダ内となっています。
保存先の変更は次の手順で可能です。
- ・ゲームバーの歯車アイコンをクリック
- ・「その他の設定を見るには、Xboxアプリへ移動して下さい」を選択
- ・歯車アイコンを選択し「ゲーム録画」タグを開く
- ・キャプチャの保存欄の「ゲームクリップとスクリーンショットの保存先」に任意のフォルダを入力
動画録画でできること
動画録画の最大のメリットは、情報共有の簡便化です。百聞は一見にしかずの通り、言葉や文章で伝えるよりも伝わりやすい情報があります。
アプリの操作手順共有
アプリの操作手順の説明は、文章や静止画だとページ数が多くなり、作るのも見るのも大変になりがちです。動画なら実際に動かしながら説明できるので一目瞭然です。
プレゼン資料
社内の情報共有化などのための資料も動画の方が判りやすいケースが多くあります。プレゼン資料に短い動画を適宜挟み込むだけでも理解度アップや時間短縮の役に立つでしょう。
動画の編集でより判りやすく
動画を一発録画しても良いのですが、冗長な部分をカットしたり繰り返し再生を行ったり、判りやすい動画に編集するとより効果的です。
編集アプリにもよりますが、Windows標準のムービーメーカーやフリーソフトのfilmoraでも編集可能です。不要部分カットだけであれば、Game DVR でも可能です。
ムービーメーカー
Windows Movie MakerはWindows標準の動画編集ソフトです。カットや簡単なエフェクトなど、動画編集の基本機能が含まれているため、まずはこのアプリで動画編集を体験してみましょう。
filmora
無料試用版もある動画編集アプリです。豊富なエフェクトや編集に便利な機能が含まれているため、視覚効果の高い動画を作成したい場合におすすめのツールです。
参考サイト:https://drone-aerial-corps.com/2018/02/07/filmora/
まとめ
動画は静止画よりもさらに情報量が多く、言葉や文章よりも素早く直感的に理解を深める手段です。画面録画だけであれば動画製作に掛かる時間も最低限で済むため、情報共有に関して業務の効率化を行いたいと考えている方は一度トライしてみてはいかがでしょうか。