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2019年6月13日Windows 10 の互換モード設定。動かないアプリやドライバを起動させよう

Windows 10 の互換モード設定。動かないアプリやドライバを起動させよう

新しいPCに環境を移行しWindwosのバージョンが変わったり、アップグレードしたりすると、従来のアプリやデバイスが使えなくなることがあります。その際一度使っておきたい設定がWindows 10 の「互換モード」です。互換性があれば、アプリやデバイスを利用できるかもしれません。今回は「互換モード」についてユースケースと設定手順を紹介します。

互換モードとは

Windows 10 の互換モードとは、古いバージョンのWindows向けのアプリケーションやデバイスを使用する際に使う機能です。本来はWindowsをアップデートした際には、アプリやデバイスも新しいWindowsに対応したバージョンにアップデートする必要がありますが、アプリによっては対応が遅れ、そもそも新しいバージョンがリリースされないケースもあります。

Windows 10 の互換モードは、古いバージョンのWindowsをエミュレート(模倣)してアプリを実行し、旧バージョンとの「互換」性を維持するためのアプリ実行モードです。

どのような時に使えば良いか

互換モードを利用するシーンは次のような場面があります。

古いバージョンのWindowsアプリを使う

Windows 95,98,XP,Vista,7,8.1,向けに開発されたアプリをWindows 10 にインストールし実行する際、うまく立ち上がらず、ウィンドウの表示がおかしい場合などに試します。具体的には、PCを買い替えた場合や、Windows 7 や8.1からアップグレードし、それまでインストールしていたアプリが使えなくなった場合です。

とくに、業務用の自社アプリや専用設備の制御用アプリの場合、Windows 10 に対応させるためにはソフトウェア改修に多額の費用が発生するケースもありますので、互換モードを試す価値は高いでしょう。ただし、互換モードは旧バージョン向けアプリの動作を完全に保証するものではないため、事前の検証は情報システム部や専門の業者に意見をもらったうえで実行したほうが賢明です。

以前使っていたデバイスが動かない

PCに接続して用いるデバイスも、デバイスドライバ(ディスプレイ、ハードウェア、周辺機器などをOSで制御するためのソフトウェア)によって制御されています。このデバイスドライバがWindows 10 に対応していない場合、デバイスドライバを「互換モード」で動かすとデバイスが使えます。

互換モードが使えない場合

32bit版のWindows向けアプリは、32bit版Windows 10 の互換モードで動かせます。32bit版のアプリを64bit版で動作させたい場合、おおむね動作することが多いですが、一部動作しない場合もあります。

また、32bit版のデバイスドライバは64bit版Windows 10 では原則動作しません。あまりないケースですが、64bit版のアプリは32bit版のWindows 10 では動作しません。また、Windows向け以外のアプリはOSが異なるためWindows 10 では動作しません。

Windows 10 のbit数の確認方法は過去のコラムをご覧ください。

互換モードの使いかた

Windows 10 の互換モードを実行する方法を紹介します。

アプリを互換モードで動かす

アプリを互換モードで実行する際は次の手順を実行してください。

アプリアイコンを右クリック>「プロパティ」>「互換性」タブを選択>「互換性モードでこのプログラムを実行する」チェックボックスをチェック>リストから、Windowsのバージョンを選択>「適用」>「OK」

デバイスを互換モードで動かす

古いデバイスのデバイスドライバがWindows 10 に対応していない場合は、次の手順で設定を行ってください。

デバイスドライバのインストールファイルを右クリック>「互換性のトラブルシューティング」>「問題のトラブルシューティング」>「以前のバージョンのWindowsで動作していたプログラムがインストールできない、または実行できない」チェックボックスをチェック>「次へ」>「このプログラムが以前動作していたWindowsのバージョン」からバージョンを選択>「次へ」>「プログラムのテスト」>ドライバがインストールされ終了したら、プログラム互換性のトラブルシューティングツールに戻り「次へ」>「はい、このプログラムのこの設定を保存します」

まとめ

Windowsをアップグレードした際にアプリやデバイスが新しいOSに対応していないと動作しなくなってしまいます。本来は、アプリやデバイスドライバをアップグレードするのが望ましいですが、対応していない場合は互換モードで動かすこともできるので一度ためしてみてはいかがでしょうか。

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