2019年3月29日Windows 10 のブルースクリーンを解決!エラーの原因と対策方法まとめ
Windows 10 を起動しようとしたら青い画面が表示され続けて、正常に起動しない。そんな経験をしたことはないでしょうか。このようなブルースクリーンの発生は、PCが何らかのエラーを抱えているためですが、原因はさまざまです。今回はどのように対処すれば良いのか、その原因や対策についてご紹介します。
ブルースクリーンになってしまう原因
ブルースクリーンとは、PCを立ち上げたときや稼働中に突然表示される、青い背景のエラーメッセージ画面を指します。別名「ストップ画面」とも呼ばれ、OSが通常の動作時には、自動的に修正できないエラーが発生した場合に表示されます。
ブルースクリーンが表示されるエラーの原因には次のようなものがあります。
- ①デバイスドライバーのエラー
PCに接続されている装置類(LANカード、グラフィックボード、ストレージなど)を制御するソフトに何らかのエラーが発生した場合。 - ②システムが対処できないエラー
Windows 10 のシステムにエラーが発生した場合。 - ③ソフトを追加した、周辺機器を取り換えたなどの際の相性問題
最近ではほとんどなくなりましたが、特定の機器を同時にPCに接続した場合、システムが干渉して誤動作を発生するケースがあります。 - ④電力供給問題
多くの装置を接続したことにより、電源容量が不足した場合や、PCの電源装置が老朽化して出力不足に陥った場合。
ブルースクリーンの「エラーコード」で原因を読み解ける?
ブルースクリーンには、以下のようなエラーコード(英字、もしくは番号)が表示され、ユーザーに向けてどのようなエラーが生じたかを教えてくれます。
CRITICAL_PROCESS_DIED…システムプロセスのエラー
VIDEO_TDR_TIMEOUT_DETECTED…ディスプレイドライバのエラー
…など
Windowsはエラーの発生を確認したあと、回復のために自動的にエラー情報を収集(%で表示される)して再起動をかけようとします。エラー画面に「自動的に再起動します」とよく出るため、情報収集が完了するまで一旦待ちましょう。
ブルースクリーンの解決策・対策方法
ブルースクリーンが発生した場合は、発生した状況に合わせて次のような対策を試してみると良いでしょう。
トラブルシューティングで解決する
ブルースクリーンが表示された際、「この問題と可能な解決方法の詳細については…」で、Microsoft公式の「ブルースクリーンエラーのトラブルシューティング」のサポートページを紹介しています。
エラーが発生したタイミングを軸に、解決方法の手順が記載されています。
公式サイト:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/14238/windows-10-troubleshoot-blue-screen-errors
更新プログラムをアンインストールする
更新プログラムをインストールした直後に発生した場合は、そのプログラムが原因の可能性が高いです。プログラムをアンインストールし、一度更新前の状態に戻してみましょう。
周辺機器を見直す
外部ハードウェアを新しくした場合は、一度取り外して再起動してみましょう。その後ブルースクリーンにならないか確認してみてください。
新たなアプリをインストール/更新した場合
アプリが原因となっている場合がありますので、可能であれば削除するか、古いバージョンに戻してみましょう。
原因が判らない場合
原因が判らない場合は、Windowsのシステムの復元機能を用いると回復できる場合があります。
どうしても解決できない場合はPCを初期化し、Windowsを再インストールする方法もありますが、これはいわば最後の手段です。
いつトラブルが発生するかは予測がつきませんので、常にデータのバックアップとして「回復ドライブ」を作成しておきましょう。
自分で実行することに不安を感じる場合は、情報システム部や専門知識を持つ外部サービスの活用も検討してみてください。
過去発生したブルースクリーンはログで確認できる
イベントビューアーを利用すると、過去に発生した「エラー」や「警告」が確認できます。検索窓から「イベントログ」もしくは「イベント ビューアー」と入力して検索するとビューアーを立ち上げられます。管理イベントの概要欄にエラーのログが残されています。
解決策を試しても回復できない場合や、ブルースクリーンが頻発する場合に原因を調べるヒントとなります。
まとめ
新しいソフトの追加や、アップデート後にはブルースクリーンが起きる場合があります。最悪の場合は再インストールが必要となる可能性もありますので、バックアップの作成は定期的に行い、被害を抑えられるように準備しておきましょう。頻繁に発生する場合はイベントログを確認して分析すると原因が判るかもしれません。