2019年1月25日Windows 10 OneDriveとは?データの同期と共有で作業を効率化
ビジネスをスピーディに進めるために情報共有や作業データの管理において、クラウドストレージの需要が高まっている現代。Windows 10 にはクラウドストレージの「OneDrive」が標準搭載されていますが、効率的に利用できているでしょうか。
今回は、OneDriveのアプリについて、利用時のメリットや使用方法についてご紹介します。
OneDriveとは何か
OneDriveとは。DropboxやGoogle Driveと同様のクラウドストレージサービスです。
OneDriveに保存されたデータは、MicrosoftアカウントにサインインできればPCやタブレットなど複数の端末から利用できるので、複数の端末からデータを確認するケースが多い方におすすめです。対応OSはWindowsだけではなく、iPhoneやMac、Androidに対応したOne Driveアプリが用意されています。
また、OneDriveに保存されたデータは第三者に共有できます。社内資料の保存場所として利用すればファイルやフォルダを送付する手間が減るうえに、作業が必要なデータにすぐアクセスできるので、作業スピードが向上するメリットがあります。もし、複数のユーザーと連携する作業があれば、使用データを一元管理できる場所として有効でしょう。
5GBまでは無償利用可能ですが、セキュリティやサポート、ストレージ容量を強化した「OneDrive for Business」もあります。
OneDriveの設定・同期方法
OneDriveの利用を開始するには、Microsoftアカウントへのサインインが必要です。任意のフォルダを同期する他、OneDriveを通常のストレージのように扱い、OneDrive内に新規フォルダを作成することもできます。
▼設定・同期方法
OneDriveのセットアップ>Microsoftアカウントにサインイン>OneDriveと同期するフォルダをチェックボックスで指定します。
注意点
PC内のフォルダをすべて同期することもできますが、必要なフォルダだけ同期したほうが賢明です。すべてのフォルダを同期していた場合、PC以外の端末で保存したデータがOneDriveのストレージを通して、PC本体のローカルにも自動保存されます。とくにモバイル端末で保存されやすい画像データは注意しておきたいところです。
PCのローカルディスクに負荷をかければ、動作環境に影響を与えてしまうので、事前にOneDriveフォルダとして同期するデータをまとめておくといいでしょう。
同期できないもしくは同期が遅い場合は?
OneDriveのデータが同期できていない場合や、同期が遅れる場合には次の項目をチェックしてみてください。
OneDriveの再起動
一度OneDriveを終了させ、再起動することで同期が安定する可能性があります。OneDriveを終了させる際にはタスクマネージャーのプロセスタブからプロセスの終了を選んでください。
Microsoftのアカウントが有効かどうか確認する
Microsoftアカウントが有効になっていない場合はOneDriveにアクセスできません。スタートメニューの歯車アイコンから、「アカウント」>「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」を選択してアカウントを切り替えるか、OneDrive立ち上げ時にMicrosoftアカウントを入力してください。
PCのリンクを解除してみる
右下のOneDriveのアイコンを右クリックし、「その他」>「設定」>「このPCのリンク解除」を選択します。OneDriveの初期設定画面が出るため、再度設定してください。
まとめ
クラウドストレージは多くの種類のサービスが展開されていますが、OneDriveはWindows標準機能と言うこともあり、導入しやすいサービスとなっています。5GBまでは無償で利用できるので、ファイル共有や共同作業をする際の手順として試しに使ってみてはいかがでしょうか。
今回は、クラウドストレージのOneDriveをご紹介しましたが、オンライン上で保存するうえではセキュリティが大きな課題となるでしょう。NECフィールディングでは、セキュリティに特化した「デスクトップ仮想化」の導入支援を行っています。デスクトップ仮想化とは、端末ではなくサーバ側にアプリやデータを置き、サーバにアクセスして業務を行う環境のことです。情報漏洩対策のひとつとして、ぜひご検討ください。