2018年11月1日Windows 10 zipの解凍方法。文字化け防止・パスワード制限を活用

Windows 10 zipの解凍方法。文字化け防止・パスワード制限を活用

仕事上、取引先の会社間や社内でデータをやり取りするとき、ファイルの圧縮を行う場面は多いのではないでしょうか。膨大なデータの送受信や、社内にある古いデータの整理整頓など、あらゆる面でデータの圧縮が必要になるでしょう。
その際、zip(ジップ)形式がよく用いられていると思われますが、解凍するときにOSの関係でデータが文字化けすることも。また、誰でも解凍できるファイルでは、セキュリティ上の問題も発生します。今回は、Windows 10 を使用している場合のzipファイルの基本的な解凍方法や、Windows のOS以外から送られてきたzipファイルでも文字化けしない解凍方法などについてご紹介します。

解凍方法①基本操作

7以降のWindowsでは、zip形式のデータ圧縮が標準機能としてサポートされました。Windows 10 でも特別なアプリケーションをインストールしなくとも、zipファイルの解凍が可能です。Windows 10 の機能でzipファイルを解凍するには以下の手順を実行してください。

手順

方法1: Zipフォルダを右クリック>「すべて展開」を選択します。
解凍先のフォルダを指定する場合は「参照」からフォルダを選択し、「展開」を選択します。
方法2: エクスプローラー上で圧縮フォルダを選択「展開」タブ>「すべて展開」からも可能です

解凍方法②「CubeICE」文字化けに対応した解凍ツール

Macやその他のOSで作成された圧縮フォルダをWindows 10 で開くと、文字コードの違いから解凍したファイル名が文字化けすることがあります。データがすべて文字化けしていると、それだけでストレスを感じてしまうでしょう。

文字化けせずに解凍するためには、フリーソフトの「CubeICE」がおすすめです。複雑な設定をしなくてもダウンロードしたファイルを実行すれば、解凍時のメニューにCubeICEによる圧縮と解凍が選択できるようになります。

CubeICEのメリット

CubeICEはフリーソフトですが、以下のような特徴とメリットがあります。
・Macで作成した圧縮ファイルの解凍時の文字化けを防ぐ。
・解凍できる圧縮ファイル形式は、zip、rar、7zなどを含む27形式に及ぶ。
・圧縮も可能で、zip、7z、gzip、bzip2、xzの5形式に対応。
・フリーソフトであり、導入台数の制限等も無い。

取引先がWindows以外のPCを使っているとわかっている場合は、あらかじめパソコンにインストールしておくと便利です。

解凍方法③「Lhaplus」パスワードをかけられる高機能なフリーソフト

取引先に機密ファイルを送る際などにはセキュリティ対策が必要となりますが、Lhaplusを使うと、圧縮フォルダを暗号化し、パスワードを掛けることができます。データの運用にセキュリティ管理が必要な職場などにおすすめのソフトです。

Lhaplusのメリット

・フリーソフトの圧縮、解凍ツールで、ダウンロード制限等もなく、自由に使用できる。
・圧縮ファイルを暗号化し、パスワード設定ができるため、セキュアなデータ送信ができる。
・ファイルの操作を行う際には、通常の右クリックメニューからの操作の他、目的のファイルをLhaplusのアイコンにドラック&ドロップするだけで自動的に圧縮、解凍できる。
・zip、cab、rarなど、20種類以上の圧縮形式の解凍に対応している。
・zip、暗号付きzipなど10種類以上の形式で圧縮が可能。

何らかのパスワードやマニュアル・資料など、社外秘の情報を外部とやりとりする際は、こちらのソフトでパスワードをかければ除法漏えいのリスクも軽減できるでしょう。

まとめ

世界的に最も広く普及していた圧縮形式であるzipは、Windowsの標準機能としてごく一般的に利用されるようになりました。その普及に合わせてさまざまなファイル圧縮解凍ツールが、今日まで開発されてきています。今回ご紹介したアプリケーションは直感的な利用ができるよう配慮しつつも、多くの機能を持っています。

データ量の削減や複数ファイルをまとめるためにファイルを圧縮するシーンは多くあります。基本的な操作はもちろん、ご紹介したフリーソフトも合わせてより最適な環境でデータを管理してみてください。

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