2018年10月19日Windows 10 でデータの引っ越しをする方法。準備や注意点も紹介
PCの中には大切なデータが多数保存されていますが、新しいPCにすべてのデータ適切に移行できるでしょうか。この記事では、Windows 10 におけるデータの引っ越し方法について、準備や注意点などをご紹介します。
Windows 10 の引っ越しで準備すべきこと
移行データをまとめる
PCのハードディスク内には、今までダウンロードしてきたデータ、ExcelやWordなどで作成した資料や文書、ピクチャなど業務に必要として保存されてきたものばかりでしょう。他にも、社外の人間とのメール、アドレス帳、お気に入り・ブックマークページなど仕事に欠かせないデータはさまざまです。
これらのデータが適切に移行できないと、新しいPCで業務を行ううえで支障が出る恐れがあります。移行するデータを選定し、必要なデータは「引っ越し用データ」とわかりやすく名前をつけたフォルダを作成しまとめておきましょう。
メールアカウントやアドレス帳は、メールソフトにエクスポート機能があれば、データを保存できます。ブラウザのブックマーク・お気に入りもエクスポート機能で引継げますが、HTML保存してしまうのもひとつの方法です。必要なデータは、決して移行漏れがないように注意して選定・保存してください。
移行時間とリソースの確保
データ量や移行方法によって作業時間は異なります。引っ越しするデータが少なければ、早くて数十分。遅いと数時間程度かかることもあります。また、移行に応じて情報システム部や専門の担当者が必要かもしれません。移行時間や人員の確保を含めて計画的に行うことをおすすめします。
とくにパソコン返却の期限が決まっている場合は、余裕をもって取り組み、大勢が一斉にデータの移行をする場合は、作業時間を社内スケジュールとしてきちんと設定しておくとスムーズです。
データ移行の注意点
データ移行の際、注意すべき点があります。それは、“引っ越しできないデータ”です。
まず、PCにインストールしたソフトウェアやアプリケーションは引越しできません。
例外として、会社で規定されたものであれば、引越し先のPCにインストールされているはずなので心配ないでしょう。注意が必要なのは、各自でインストールしたソフト・アプリ、拡張機能です。これらは引越しできないので、引越し先のPCで改めてインストールしましょう。また、社内システムやインターネットのパスワードなども引っ越しできません。引越し先PCで再設定し直してください。
データ移行の方法
それでは、データ移行を行う方法について紹介します。
USBやCD-Rなどに保存して移行する
あらかじめ整理しておいた「引っ越し用データ」をUSBメモリやDVD-R、ハードディスクなどに保存して、新しいパソコンに移行する方法です。USBメモリなどは、データのバックアップとして利用することができるので安心です。データ量に応じで使用するメディアを選びましょう。
有線ケーブルを使ってデータ移行する
新旧のパソコンを有線ケーブルでつないで、データを移行する方法があります。この方法では、クロスケーブルというPC同士をつなぐ専用ケーブルを使います。データの移行元と移行先、2台のパソコンそれぞれでIPアドレスなどネットワークの設定が必要になるため、情報システム部のサポートを受けながら行いましょう。
データ転送用ケーブルを使ってデータ移行する
クロスケーブルを使ったデータ移行が難しい場合は、データ転送用ケーブルがおすすめです。2台のパソコンをUSBポートでつなぐだけでデータ移行できます。パソコンやネットワークに詳しい人がいない場合でも安心です。
ネット経由でデータ移行する
また、ネットを経由してPC間のデータ移行する方法もあります。クラウド上にデータを保存し転送するかたちですが、一旦インターネット上に情報をアップしてしまうので情報漏えいのリスクはゼロではありません。また、クラウドを利用する際のPC設定も必要になるので、情報システム部のサポートを受けたほうが賢明でしょう。
まとめ
Windows 10 パソコンでデータを引っ越しするには、必要なデータを把握して、引越し先PCに移行させる必要があります。どの方法がスムーズにデータ移行できるか、よく検討したうえで進めてください。
もしデータの移行関係でサポートの人員確保が難しい、移行に関する知識が不足していると感じたら、NECフィールディングの「導入展開サービス」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。キッティング作業やデータ移行、システム導入などサポートいたします。