2018年7月24日Windows 10 の画面2分割や4分割表示を活用してサクサク作業しよう
Windows 10 からは、既に実装されている「スナップ機能」の2分割に加え、4分割表示もできるようになりました。画面分割は、一度に複数の情報をキャッチ・操作できるため、マルチタスクになりやすい方にとっては、デスクトップUI(操作性)や作業効率を上げてくれる有効な手段です。今すぐできる簡単な分割手順や、マルチモニターを使った応用方法についてご紹介します。
Windows 10・2画面の設定方法
スナップ機能とは、画面の端に合わせてウィンドウサイズの調整をする機能です。2つのアプリケーション(ウィンドウ)を画面の左右に並べるには次の手順で実行できます。
手順
①アプリを1つ起動する
②任意の大きさにドラッグして左か右に移動させる
(画面の端が一致するあたりでサイズが自動的に修正されます)
③2つ目のアプリを起動する
④大きさを調整し、空いたほうに移動させる
(②と同様に自動的にリサイズされる)
自動的にリサイズされた2つのアプリが画面に表示されれば、画面の2分割は完了です。
その他操作
ショートカットキーを用いると、よりスピーディーに2分割表示できます。
スナップさせたいウィンドウをアクティベートし「Win」+「方向キー(左右)」を押すとウィンドウがリサイズされて、半分に表示されます。
表示ウィンドウの幅調整は2画面の境目(センターライン)にカーソルを合わせると「矢印(⇔)」がでてくるので、ドラッグして調整可能です。
3つ以上の複数アプリ(ウィンドウ)を起動中の場合は、選択したアプリのみ分割表示できます。アプリ(ウィンドウ)の切り替えは「Alt」+「Tab」から選択できます。
Windows 10・4画面の設定方法
Windows 10より可能となった機能で、画面の1/4サイズが任意の位置に表示できます。
手順
①アプリを起動
②ウィンドウをドラッグし、任意の1/4サイズにしてモニターの角とウィンドウの角が重なる位置に寄せる(自動的にリサイズされる)
③同様の手順で残りのスペースに他3アプリを表示させる
4分割はすべてのウィンドウを均等の大きさにする必要はありません。縦横の幅は任意の大きさにして作業がしやすいよう調整してください。
その他操作
4画面表示もショートカットキーで簡単に設定できます。
「Win」+「方向キー(右左)」で2分割表示サイズに移動した後、「Win」+「方向キー(上下)」で1/4にリサイズされます。また、左に1/4サイズウィンドウを2つ、右に1/2サイズウィンドウを1つの計3分割といった配置も可能です。2、3、4分割と、作業しやすいウィンドウの表示スタイルができるでしょう。
マルチディスプレイでより快適に
スナップ機能は1台のモニターを効果的に活用する方法でしたが、複数のモニターを1台のPCに接続するマルチディスプレイ環境も、作業の効率化に有効です。
マルチディスプレイの設定方法
コントロールパネルの「システム」→「ディスプレイ」→「複数のディスプレイ」の「表示画面を拡張する」を選択し、接続した2台目のモニターを有効化します。この手順で、2台目のモニターまで画面を拡張(デュアルディスプレイ)することができ、複数のウィンドウを表示しやすくなり、視認性も上がるでしょう。
同じく「ディスプレイの設定」→「ディスプレイの選択と整理」から、ディスプレイの並びや個々のディスプレイの表示設定を行い、個人に合わせてデスクトップのUI(操作性)を向上させられます。
社内チャットや入力作業用のメインディスプレイを決めて、あとはサブディスプレイとして常時ウィンドウを開く表示方法にすれば、タブ移動や別シート・ページの確認作業が捗るでしょう。
対応していないアプリもある
一部のアプリは全画面表示のみしか対応していないケースもあり、スナップ機能、マルチディスプレイ環境には不向きです。スナップ機能によりウィンドウ/テキストが小さくなると、視認性が下がります。一定以上の情報量が必要な場合は、マルチディスプレイの導入を検討してみましょう。
マルチタスクの多い現代だからこそ活用!
現代の情報社会では、仕事での1人あたりの情報処理量が増加しています。ほぼ同時に進める作業や、進捗確認が増えるシーンでは、画面分割やマルチディスプレイを利用して作業効率を上げてみてください。